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*まさか ページ6




カフェ。おしゃれな外観は私には到底似合わないだろう。


なぜそこにいるかというと、



「志乃里まだなの?ていうか誰なの…」



志乃里とした約束を果たすためだ。友達を紹介したいっていう。


crewだと思って話のネタはいろ色々持ってきた。これだけあるならば多分、仲良くなれるはず。多分ね!



「あ、連絡きた」



通知音の先を目で追うともうすぐ着くよ!とスタンプ付き。相変わらず女子力高いな、と苦笑しながらはーいと返す。


ちなみにバッグに浦島坂田船の缶バッチつけてきたんだけど引かれないよね?大丈夫だよね?


やばい。普段は些細なことでも今は大きい問題になっている。テンパリすぎか!?


つい慌ててすぎて椅子を豪快に動かしてしまった。周りの人からは冷ややか視線を貰ってしまった…私大丈夫か…



落ち着かない心臓を抑えようとしているとカランカラン、と鐘の音が店内に響く。この時間帯、さっきのメッセージからして志乃里とその友達さんだろう。


無駄に後ろを振り返って違う、ってなったら自分で恥ずかしくなるのであえて振り返らない。可愛い子かな。志乃里の友達だからとっても美人だろう。うう、楽しみ。



「A!!」



聞きなれた声が耳をすり抜ける。心臓は最高潮に音を上げている。そりゃ、初めて会う人に印象悪くしてはダメだからね!緊張するよ。



「こっちみて〜!はい、どうぞ」


意を決して志乃里を方向へ振り返ると、



そこにいたのは。










「初めまして?うらたです」

「どっかで見たことあるな…あ、志麻です」

「坂田です!もしかしてcrew?」

「センラです〜坂田、急に質問しない」






「は、え、ん??」



私は夢を見ているのだろうか?


はたまたこれは会いたいが幻覚をみているのだろうか?



「えっと、私の友達は浦島坂田船の4人なんですよ…ずっと隠しててごめん」



志乃里が眉を下げて謝るけれど私は頭が真っ白になって硬直してしまった。


隠すもなにもなんで志乃里が浦島坂田船とえ、友達なの??


と、とりあえず自己紹介…



「えっー…田村Aと申します…」



声は掠れて小さかった。









なんで浦島坂田船がここにいるの!?

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くりぬこ - お話とても楽しく読まさせて頂きました!!こんな事が現実になればどれほど嬉しいことか…まあないですけどね(笑)これからも更新楽しみにしています! (2019年3月28日 16時) (レス) id: 8b048cd6e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆほ | 作者ホームページ:  
作成日時:2019年3月19日 17時

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