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PSYCHOPATH 33 ページ34

そらる side


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心配なの。

大好きなAがさ、

もしも……おれがいない間に、しれっと男の人を家に連れ込んだら。
家に入ろうとする人を、俺と同じように許可してしまったら。

嫌でたまらない。

ここは俺とAの空間。
あの口うるさい精神科医でさえも居れたくないのに。


それなのに知らない男が入ってくると思うと、気が狂ってしまいそうだ。
……まぁもともと狂ってるかもだけど。



「 Aさぁ。 」


俺がそう言って横目でAを見ると、Aは「ん?」とでも言うように首をカクンと傾げた。
あー無理。好き。






「 防犯カメラ付けようよ。 」


『 え? 』

「 ここと、そこと、そこと、そことそこ……に、防犯カメラ。きっと役立つよ。 」



俺がそう言うと、Aはもっと不思議そうな顔をした。そりゃあそうか。
Aには一生かけても多分わからないよ。俺の気持ち。



『 いらないと思うよ。 』

「 ……うん。そうだね。変な事言った。 」

『 大丈夫。 そういう事言う人って知ってた。 』




あーあ。俺、ダメだ。
自分でいけないってわかってるのに。
これ以上欲張ってたらAを壊してしまうかもしれない。
タダでさえ、あんなに俺のことを敵扱いしてたAが今ではこんなふうに喋ってくれる。家にも居れてくれる。

それだけで…嬉しいし、十分なはずだろ。





「 ……。 」

『 ……。 』

「 変な事言ってごめん。 」

『 …いいよ。 でもなんか苦しそうだね。 』

「 さすが。バレた。 」


苦しい。悲しい。寂しい。
そんな悪い方の感情は、Aには隠してもすぐにバレてしまう。
Aはそっちの感情には鋭いから。
だから言わなくても、わかってくれる。
そこも……大好きでたまらない。



『 ……好きにすれば。 』

「 ……え?? 」

『 だから、付けるなりなんなりすればいいよ。 どうせ、疚しいことなんてないんだから。 』

「 A。 すき。 」

『 いやきもい 、抱きつくな 。』


俺はAに後ろから抱きついた。
Aは俺の腕を離そうと必死だ。だからわざときつく抱きしめてみた。
するとAは嫌そうにこっちを見て、俺の腕に噛み付いた。


「 いて。 」

『 ざまぁみろ 』




Aが少し微笑んだ気がした。
俺はその表情に酷く赤面した。

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もっちゃこ(プロフ) - 更新楽しみにしてます♪ (2017年4月24日 20時) (レス) id: 1c90b376b0 (このIDを非表示/違反報告)
ワン公(プロフ) - 愛花(仮)さん» ありがと(*^^*) (2017年3月12日 17時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - ワン公さん» ヤンデレ良き! (2017年3月12日 13時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)
ワン公(プロフ) - 愛花(仮)さん» うん!!笑 (2017年3月12日 11時) (レス) id: e0acf4d077 (このIDを非表示/違反報告)
愛花(仮)(プロフ) - おっ!!更新されてる! (2017年3月12日 0時) (携帯から) (レス) id: 00f5fc4ed0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ワン公 | 作成日時:2017年2月20日 22時

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