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6話 ページ8

あのあともうらたくんはいろいろぶっ込んできて、その度に坂田くんが相手をして…。


志麻くんセンラくんは見て見ぬふりをしていた。



A「はぁ〜あ〜」


学校が終わって放課後。

私は今日も寄り道をせず家へ帰る、、つもりだった。



けど、、



さっきの坂田くんの笑顔がずっとチラついてて、頭から離れない。



A「私って単純だなぁ…w」



気づけば私は浦島坂田船のいる部室の前にいた。


いや、ここに来たってどうこうできるわけじゃないし。

てか、なんで私はここに来たんだ。




そう自分に問いかけるけど答えは見つからなくて。


ただ、気になる。



それだけなのだ。





A「えー…っと」



私はドアから中の様子を覗いた。




何やってるんだろほんと。


今までこんなことなかったのに。






A「ん、よく見えないな…フッ」



ドアの窓が結構高い位置にあって、私の背だとあまり見えない。


私は思いっきり背伸びをした。




「なにしてんの?」

A「きゃあっ!!!」



後ろからいきなり声がして、私は思わず叫んでしまった。



坂「え、ごめんごめん!驚かす気なかったんやけどww」

A「あ、いやこちらこそ変な声出しちゃって…っ」




と、言葉をつまらせ、沈黙。




A「あ、えと…」



まずは今の行動の誤解を解かないと!!



坂「星名、入る?」

A「え?」



坂田くんはドアノブに手をかけ、二カッと笑っていた。


あぁ、この笑顔だ…。




A「うん…」



自分でもわからない。どうして「うん」と言ってしまったのか。

でも、坂田くんの笑顔に見惚れてしまったから…。



坂「よっしゃ!そんじゃ行くで!!」



坂田くんはそう言って私の手を取り、部室のドアを開いた。



それはまるで私の中の何かのドアも開いたようだった。

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設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , 小説   
作品ジャンル:恋愛
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TAT(プロフ) - 面白いです!!続きが楽しみ^^ (2016年6月12日 19時) (レス) id: 9358c251dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宮野緋色 | 作成日時:2016年6月12日 17時

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