4話 ページ6
SHRが終わって教室からでてみると、数人女子が集まっていた。
まぁ目的がなんなのかはわかる。
女子「あ、センラくん〜♡」
セ「んー?今日は何〜?」
4人のひとりで、いろいろな噂があって、耳にはピアスをしていて、とにかくチャラい「センラ」くん。
彼に関してはあまりいい噂を聞かないのだけど、悪い人でもなさそうで…。
それは彼の笑顔を見ればわかる。
きっと愛想笑いなんだろうなと思うけれど、4人で話している時のセンラくんの笑顔は格別だ。
彼はどんな女子とも喋るから私も喋ったことあるけど、「おはよう」と挨拶程度だ。
中には仲のいい女友達も沢山いるけど…。
沢山いるのに、未だに彼女が出来たことがないという。
彼自身に問題ありなのか、それとも周りに問題があるのか。
どっちにしろ、彼の意思でそうなってるんだとは思うけど。
女「ねぇ今日カラオケ行かな〜い?」
女「他校の可愛い女子もくるんだけどぉ〜」
うわ、でたよそーゆーの。
ダメなんだよなあ、私あーゆータイプ。
センラくん、行くのかな?
そう思い、センラくんの方に目をやると、少し意地悪な笑みを浮かべていた。
セ「ごめんなぁ、今日は用事あって無理やわ〜。
また今度っ、誘ってや^^」
女「えぇ〜またぁ?この前もそう言って断ったじゃーん」
そう。最近彼はそう言ったお誘いを断り続けている。
もしかして、彼女が出来たのではと周りでは噂しているけど、そうじゃないことを私は知っている。
う「お、センラ」
坂「いつも大変やなぁセンラは〜」
志「とか言って坂田、実は羨ましいんでしょ」
坂「そ、そんなことなーいしぃ??」
セ「あはは〜、堪忍やでw」
そう。最近彼らはある部活を作ったのだ。
何の部活かわからないけど、彼らの部室からは歌声が聴こえる。
そして、こんな文字も見かけた。
【浦島坂田船】
まだわからないことばかりだけど、彼らの歌を聴いて心を動かされたことはまだ誰にも言ってない。
ラッキーアイテム
センラ
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TAT(プロフ) - 面白いです!!続きが楽しみ^^ (2016年6月12日 19時) (レス) id: 9358c251dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮野緋色 | 作成日時:2016年6月12日 17時