検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:30,751 hit

3話 ページ5

一番窓側の一番後の席に座ってるのは、物静かでクールな「志麻」くんだ。


彼とはまだ1回も喋ったことがない。


でも、4人いっしょにいるところを見る限り、悪い人ではなさそう…。



実はただコミュ障なだけで、でもそれを知られたくないからあえてクールを装ってるとか…。



志麻くんがどんな人なのか興味がないわけではない。


今度機会があったら話してみたいものだ。


あ、でも彼のことについてひとつだけわかることがある。



私達2年生は世界史と日本史の二科目授業受けている。

日本史は特別教室で授業を受けるのだけど、移動の時にたまたま後ろを歩いていた志麻くんが、


志「あ、間違えて世界史持ってきちゃった…」


と、ボソリと。


少し天然な部分があるらしい。





「おっさーーん!!」


帰りのSHRの時間にそう叫んだのは、4人のひとりでクラスのムードメーカーの「坂田」くん。


実は坂田くんとは1年生のころも同じクラスで結構喋ったことがある。


おっさんとは、このクラスの担任である「御影」先生のことだ。


御「いい加減おっさんって呼ぶのやめて欲しいんだが…。どうした坂田ぁ?」

坂「明日って弁当いりますかー!」



お!よくぞ聞いてくれた坂田くん!

実は明日は変則授業で、学校が終わるのが1時過ぎなのだ。


1時と微妙な時間のため、みんなお弁当が必要がどうか疑問に思っていたとこだ。


御「あぁ〜…いや、いらねぇんじゃねぇか?

終わるのは1時過ぎなんだし、そのくらい我慢できるだろ」


そうジト目で言う御影先生。


坂「え〜、途中でお腹なるんやけど」

御「そんなの知るか!!」


彼は基本自由だ。

でも、そんな彼の存在はクラスにとって欠かせないのだ。

4話→←2話


ラッキーアイテム

センラ


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 浦島坂田船 , 小説   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

TAT(プロフ) - 面白いです!!続きが楽しみ^^ (2016年6月12日 19時) (レス) id: 9358c251dd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宮野緋色 | 作成日時:2016年6月12日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。