19話 ページ21
坂田くんと一緒に帰る時間は、短いようで長い。
少しだけ緊張している私がいる。
少しだけ、胸が騒がしい___。
坂「そういえば、星名ってなんで部活入らなかったん?」
A「え?・・・いやぁ、高校ではもう部活はいいかなって」
坂「なんで?」
A「私、中学では吹奏楽部だったんだけど、いい思い出一つもないし、高校で続けようとも思わなかったから。
かといってほかの部活に入ろうとも思わなかったし、だったら帰宅部でいいや〜と思って」
坂「へぇ〜、、、って、星名吹部やったんか!?」
A「う、うんっ」
坂田くんの目がキラキラしていた。
まるで小学生の子供みたいにw
坂「楽器は!?楽器はなにやってたん?」
A「クラリネット・・・ってわかる?」
坂「まじで!?クラリネット!?あの、黒くてでかいリコーダーやろ?」
A「リコーダーじゃないから!ww」
坂「いやだって大きさ違うだけで形一緒やんか!」
A「でも、リコーダーとクラリネットは全く別物!」
坂「いや、あれは絶対リコーダーやで。
うらたたちに聞いても絶対リコーダーって言うで!」
一緒に帰ってて今初めて話題に出た、うらたくんたち3人。
浦島坂田船の4人はどうやって出会い、ここまで仲良くなったんだろう。
A「4人すごい仲いいよね。それぞれ性格全く違うのにっ」
坂「俺ら?いやぁ〜でも最初はお互い苦手意識持ってたんやで?w」
A「嘘!?」
坂「ほんまほんま!だからこんなに仲良くなれたん俺らが一番驚いてるwww」
仲いいのが当たり前だから、お互いに苦手意識持ってたなんて今じゃ想像もつかないな・・・。
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TAT(プロフ) - 面白いです!!続きが楽しみ^^ (2016年6月12日 19時) (レス) id: 9358c251dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮野緋色 | 作成日時:2016年6月12日 17時