米花町ではよくある話…？−�� ページ40
午後まで特に用事も無いので、安室さんと共にポアロへ行く事にした。顔バレに対して色々と考え込まなければならないのだが、眠いのでまずはカフェインを摂りたい。
「今回もありがとうございます、安室さん。すみません、お忙しい所に」
「構わないよ。何だかんだ、君に助けられる事もあるしね」
「うへへ、やっぱ持つべきものは都合の良い友人だぜ！」
「相変わらず調子が良いな、君は…」
「所でこうして並んでるとなんか兄弟っぽいですよね」
「甚だ遺憾だ」
僕の発言に本当に遺憾そうに声色を低くさせる安室さん。…む？でも友人って所に今回は否定しなかったぞ。これはワンチャン期待してみたい。
「それにしても、顔バレしたくないのに何故そう派手な格好をするんだい？目立つだろう」
「…オシャレ、みたいなものですかね。僕は田舎育ちなもんですから、こういうのに憧れてたんです。顔だって、見られなければ派手でも構わないかなと」
「でも結局バレてしまったね」
「どうしてかなぁ…」
多分またくだらない事考えながら適当にうろうろしてた所に、撮られてしまったのだろう。問題は、何故僕=毒者に結び付けられたか。ちなみに毒者という名前だが、漢字を変えると読者になる。名前の由来は適当だがこれだ。
事務所の階段を下まで降りる。眩しい日差しに目をすぼめ、ポアロの方へ身体の向きを変えて――…外人風の男性を見つけ、目が合った。
「…？」
と思ったら、すぐに安室さんの方へ向いた。やがて彼は僕らへ近付き、英語で話しかけてきた。
「うぇあ…？うぇい…？」
「僕が話そうか、…Excuse me」
僕が首を傾げると、安室さんが助け舟としてペラペラと英語で話し出した。外人さんも時折相槌を打ちながら、安室さんと早口で何かを話してる。む、無理だ、僕外国語はダメなんだ…
…気のせいか安室さん、ちょっと顔つきが変わったような。
二人は会話を終えると、外人さんは手を振って僕らを通り過ぎてどっかへ行った。
「もしかして道を尋ねられたりとかでした？」
「ああ、そうだよ」
「うわ凄いな、僕髪色は外国人っぽいのに全然英語出来ないです」
「髪色は関係無いのでは？」
「だから一人の時に外国人に話しかけられたら、いつも大声で君が代を歌って英語出来ませんよアピールしてるんですよね」
「もっと他にアピールの仕方あるよね？」
「大抵の人は僕のアピールが伝わって他の人に尋ねますよ！」
「それただ狂人だと思われてるだけだよ」
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想世(プロフ) - 乌罗伊利亚さん» コメントありがとうございます。ギャグは詰め込められる分だけ詰め込めたつもりなので、笑わせられたなら嬉しい限りです。 (6月27日 19時) (
レス) @page48 id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
乌罗伊利亚 - とても面白かったです 結構笑いましたw (6月27日 19時) (レス) @page22 id: 21b25aa0ce (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - あのさん» コメントありがとうございます。この度は私の勘違いによりご不快な思いをおかけし、申し訳ございませんでした。近日中に訂正し、直したものを改めて投稿しようと思います。 (2023年5月2日 17時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 東都タワーや東都水族館は “東京都“ にあります。毛利探偵事務所の住所は東京都米花市米花町です。東京でゼロと言う友達が出来たという台詞もあるのに、いまだにこんな勘違いしてる人いるんですね (2023年5月2日 17時) (レス) id: 7fdd3aee01 (このIDを非表示/違反報告)
想世(プロフ) - 霜さん» コメントありがとうございます。気に入っていただけた上にそのようなお言葉まで頂けるとは光栄です。 (2022年5月27日 19時) (レス) id: 7931d7abb1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想世 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2022年4月23日 0時
