30 ページ40
.
ひと通り買い物を終えてカフェに入って休憩する。
「プレゼント買えてよかったね」
「うん。 本当にこれでよかったのか、まだ不安だけど」
「お姉ちゃんが自分のことを考えて選んだものを、あの人が喜ばないわけないと思うけど？」
一口大に切ったケーキを食べながら妹が言う。
「それよりもお姉ちゃん。 本当に下着買わなくていいの？」
「まだ言うの？ いい加減人をからかうのはやめてよ」
「でもイブの日、お父さんとお母さんはデートだって言ってたし、私も友達と出かけるからチャンスだよ？」
「チャンスってなにが？」
「彼氏を初めて家に呼ぶチャンス」
妹の発言に、私は手にしていたフォークを落としてしまった。
カチャンっと大きな音を立ててフォークがお皿にぶつかる。
「なに言ってるの？ 両親がいないのに彼氏を家に呼ぶわけないでしょ？」
「えー。 そうかな？
うちの親、そういうの平気そうじゃない？」
確かに妹の言う通り比較的オープンなうちの親なら許可がおりそう。
でも、だからと言って……。
私は頭を抱えてしまった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 642人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「すとぷり」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩月 - 頑張ってください！！待ってますっ！！ (2023年1月2日 17時) (
レス) @page46 id: b4d0964373 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 彩月さん» ありがとうございます💕 面白いと言っていただけるの本当に嬉しいです！ 今年も頑張ります！！ (2023年1月2日 16時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 夏那子さん» 夏那子さん今年もよろしくお願いします！ 紅茶はカレ◯チャペックのイメージです。 ここの紅茶缶可愛いんですよ💕 (2023年1月2日 16時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
彩月 - ほんっとに面白い！マジでありがたいですっ！白星様、結構遅いメリークリスマス！そして少し早いあけましておめでとう！！来年も、更新よろしくお願いします！まってますっ！！！ (2022年12月31日 23時) (レス) @page46 id: b4d0964373 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - 缶入りの紅茶がプレゼントってなんかオシャレですね！この二人の幸せな会話に毎回こちらまで幸せになります 白星様もよいお年を！ (2022年12月31日 9時) (レス) @page45 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白星 | 作成日時：2022年11月4日 2時
