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さっきまでの雰囲気とはうって変わって、図書準備室にるぅと先生の笑い声が響く。
「あはは……ごめん。 そんな顔しないで」
「……私のことからかったんですか?」
「ごめんごめん」
そう言って謝るけど、まったく悪いと思っていなそう。
「でも分かったでしょ? Aちゃんはさとみくんじゃないとダメだって」
私の心を見透かしたように先生が言う。
るぅと先生の言葉を聞いて私の頭に浮かんだのは、さとみくんじゃなければダメだという気持ち。
るぅと先生のことは好きだし尊敬しているけれど、さとみくんとは違う。
例えすれ違ってケンカをしても泣いても、それでも側にいさせて欲しい。
「Aちゃんはさとみくんに、もっと思っていること伝えても大丈夫だよ」
そう言って先生に肩を叩かれれば、そこから少し勇気が湧いてくるような気がした。
「それにもし万が一、さとみくんとダメになったら僕のところに来ればいいからね」
「まだそんなこと言って、もう騙されませんからね」
そう言ったらるぅと先生はさらに楽しそうに笑った。
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白星(プロフ) - すのさん» お返事遅くなってごめんなさい💦 応援ありがとうございます💕 これからも頑張ります! (2022年11月17日 9時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
すの - 殿堂入りおめでとうございます。陰ながら応援していました。続編も頑張ってください!この作品面白くて好きです。 (2022年11月5日 2時) (レス) @page48 id: 4bda8c773a (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 夏那子さん» ありがとうございます! ぐらつきました? やった!笑 (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - さうざんとりーふさん» いつもコメントありがとうございます💕 カッコいい感じに書きたかったのでイケメンって言っていただけて嬉しいです (2022年11月4日 2時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
夏那子 - いや私だったら素直に揺らぐわってか真面目にぐらついた←なんのぐらつき (2022年11月2日 22時) (レス) @page47 id: 99395c908e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白星 | 作成日時:2022年9月8日 20時