Good luck to you-04 ページ10
.
夏祭りのクライマックス、花火大会も終わりみんなが帰り支度を始める。
俺は屋台の片付けがあるからと、一足先に帰らせてもらうことにした。
みんなに挨拶して歩き出した俺の後ろから、Aちゃんが声をかけてきた。
「ジェルくん！」
「ん？」
呼び止められて振り向く。
「あの、この前は痴話喧嘩に巻き込んじゃってごめんね」
この前のケンカに巻き込まれた時のことを謝ってきた。
あの後どうなったか少し心配だったんやけど、さっきキスしてたしAちゃんの悩みは解決できたのだろう。
「ええって。 それに俺嬉しいんだ」
「え？」
「さとちゃんに、やっと本気になれる相手が出来たんだって」
ずっと誰と付き合っても本気になれなかったさとちゃん。
そんな俺の友達に、本当に好きな人ができた。
「Aちゃん、さとちゃんのことよろしく頼むな」
そう言ってAちゃんに手を差し出せば、思いっきり笑顔で握り返してくれた。
あの頃のさとちゃんに伝えたい。
大丈夫だよって。
いつかさとちゃんにも、心から好きになれる人が現れるよって。
だからAちゃん、俺の大切な友達のことよろしく頼むな。
Good luck to you-end
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 583人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白星(プロフ) - 雷阿さん» 配役がどんどん決まって行く笑笑 (2022年9月8日 22時) (
レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - さうざんとりーふさん» また特殊な立ち位置ですね笑笑 (2022年9月8日 22時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
白星(プロフ) - 夏那子さん» 彼は自分の性癖もオープンですからね笑 でも好きな子に無理強いはしなそうな気がします (2022年9月8日 22時) (レス) id: c8319660f5 (このIDを非表示/違反報告)
雷阿 - 叫んでいる女子たちの後ろでジッと見つめて心の中で悶える係でお願いします… (2022年9月6日 21時) (レス) @page44 id: 6a335726ec (このIDを非表示/違反報告)
さうざんとりーふ - 私はその悶えている女子たちを密かに推していたい。(ただの不審者) (2022年9月5日 22時) (レス) @page44 id: 428a11731d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白星 | 作成日時：2022年7月26日 1時
