四十五話 ページ47
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side 赤
「おぉトン氏。なんや改まって話しって」
5月の暖かいある夜、俺はグルッペンに話したい事がある、と言って呼び出した。
「お疲れ、すまんな急に」
「いや、ええで別に。俺も話したい事あったしな」
「…早速本題、の前にひとつ。お前は何でマナブくんを我々だに連れてきたん？」
「それは裏方を探してたからやん。ゲーム、撮影編集、性格、キャラクター。どれを取っても申し分ないやろ。ついでにメンバーとの関係性はひとらんの従兄弟って事でバッチリや。まあ一番の決め手は声やけど」
「そこまで考えて連れてきたってことは、裏方だけで終わらすつもりは無いんやろ？」
「…お前は、アイツを正式にメンバーにしたいんか」
「そうや。これが本題やねんけど、他の奴等からも声が上がってんねん。」
キャラ被りも無いし、仕事も早いし。喋りはまぁ発展途上って感じやけど関東の人なら最初から関西のノリについてこれる奴なんてそんな居らんやろ。空気も読めるし。
「俺は賛成も反対も出来ん。」
「何でや。なんかあんのか」
「そもそも最初は俺もメンバーにするつもりで勧誘はしたが、一度断られた。話し合いの上裏方ならやる、と言う事で合意した。本人は多分断るぞ。」
「そんなん、わからんやん。この3ヶ月結構な頻度で遊んでんねんで、気が変わってメンバーになりたいって思っとるかもしれんやん」
「確かに、もしかしたら気が変わってるかもしれんな。やけど入りたくても入れないと思っとるで」
「何でそんな頑なに入らんのよ」
「…アイツと会ったら、お前らの方が一緒には出来んって言うと思っとるやろな。俺はお前らなら大丈夫やと思うけど。」
「は？俺らこんなに受け入れるつもりで居るのに？やっぱり何かあんの？」
「しゃあないな。引くつもり無いんやろ。…これは、俺が参加できない今、初期から我々を纏めているお前だから言うけど。他の奴には言うなよ。勿論、マナブ本人の前でも態度を変えたりせず今まで通り接しろよ。」
「おう、そこまで言うんか。何やねん」
次の瞬間聞こえたバリトンボイスに、俺は思考を停止した。
「アイツ、女やねん」
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黒月（ﾌﾞﾗｯｸﾑｰﾝ）(プロフ) - 続編ありがとうございます！最初の台詞なんですけど、、、エミさんでは？敬語やし、納得っていうのは前からの知り合いだから、、、と思ったんで。続編も更新がんばれください←（くださいって付いてるから敬語と信じて、、、） (2019年5月27日 23時) (
レス) id: 75155c2af0 (このIDを非表示/違反報告)
yanochin(プロフ) - キョウヤさん» コメントありがとうございます！共感していただけて嬉しいです！頑張ります！ (2019年5月27日 23時) (レス) id: 2c796d6a97 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 主の気持ちなんかちょっとわかる。自分も声低いのちょっとコンプレックスだから。この小説面白いっす!頑張ってください! (2019年5月27日 23時) (レス) id: 665ea8b906 (このIDを非表示/違反報告)
yanochin(プロフ) - HAKU猫の夏さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2019年5月27日 20時) (レス) id: 2c796d6a97 (このIDを非表示/違反報告)
HAKU猫の夏(プロフ) - あ。なんか好きっす、頑張れください。 (2019年5月27日 20時) (レス) id: 1e7a204824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yanochin | 作成日時：2019年5月12日 0時
