三十九話 ページ41
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「Aちゃんは料理出さへんの？」
『料理は好きですけど、お客様に出すとなると簡単にはできませんよ。第一、旦那さんのレベルにまでは何年かかっても追い付けませんから、お客様のお口にも合わないでしょう？』
「でも勉強はしとるんやろ？」
『はい、完全に独学ですけど…』
「女将さん、Aちゃんはまだ料理出せんの？」
「そうですねぇ、私は大丈夫だと思いますけど…大将に聞いてみますね」
『えっ、女将さん！？』
「女将さんはクリアやな！」
「大将さんの返答次第って事っすね」
料理は好きだし、勉強もしてるけど、お客様に出す事を目標にはしてないから…
老後に食いっぱぐれないようにしたいだけだったんだけどなぁ…
「鈴木さん、紫ノ塚さん、お久しぶりです」
「あぁ、大将！お久しぶりです！」
「こんばんは」
『旦那さんわざわざ出てきたんですか…？』
「今は他にお客様も居らんし、手も空いたんでな。ちょうどええ機会やから言っとこう思て」
『な…何でしょう…？』
「Aちゃん頑張っとるし、良ければ一品考えて貰えんかなと思って」
「前から話しとったんよ。ほら、私らもう頭凝り固まって新しいもの作れんから…」
「若い子の口に合うもんは若い子の方が思い付くやろと思ってんけど」
『そんな、私…自信無いです。お客様にお出しするのに…今は趣味レベルですよ、お客様に失礼じゃないですか？』
「Aちゃん。Aちゃんの料理、めっちゃ美味いで。センスも勘もええし、そんなに卑下せんで自信持ってほしい。」
「あの…俺もAさんの料理、食べたいです。」
「俺も俺も、絶対食うから！」
人に食べてもらう為に勉強してるわけじゃないけど
もし、私の料理でお客様が笑顔になってくれたら？
そう考えたら、なんだかドキドキして。
やってみたいって、思った。
『私…頑張ります。』
「Aちゃん、人一倍努力家だから大丈夫。料理だって資格だって頑張って勉強しとるもんね」
『やると決めたからには手を抜くつもりはありません、料理も資格勉強も、全部頑張ります！』
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黒月（ﾌﾞﾗｯｸﾑｰﾝ）(プロフ) - 続編ありがとうございます！最初の台詞なんですけど、、、エミさんでは？敬語やし、納得っていうのは前からの知り合いだから、、、と思ったんで。続編も更新がんばれください←（くださいって付いてるから敬語と信じて、、、） (2019年5月27日 23時) (
レス) id: 75155c2af0 (このIDを非表示/違反報告)
yanochin(プロフ) - キョウヤさん» コメントありがとうございます！共感していただけて嬉しいです！頑張ります！ (2019年5月27日 23時) (レス) id: 2c796d6a97 (このIDを非表示/違反報告)
キョウヤ - 主の気持ちなんかちょっとわかる。自分も声低いのちょっとコンプレックスだから。この小説面白いっす!頑張ってください! (2019年5月27日 23時) (レス) id: 665ea8b906 (このIDを非表示/違反報告)
yanochin(プロフ) - HAKU猫の夏さん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2019年5月27日 20時) (レス) id: 2c796d6a97 (このIDを非表示/違反報告)
HAKU猫の夏(プロフ) - あ。なんか好きっす、頑張れください。 (2019年5月27日 20時) (レス) id: 1e7a204824 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yanochin | 作成日時：2019年5月12日 0時
