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「じゃ、授業はじめよっかー!」

「「はーい」」

「まず、私がどんな授業をやるかについて!まぁ、簡単に言えば演技だよ!」

「演技・・・ですか?」

「そ、演技は人を観察し、人を知ることでより完成度を挙げられる。その能力は、国語で鍛えられる!」

「・・・へー」

「この中で、一番演技うまいのは・・・カエデだね」

「え・・・」




想像していなかった人が当てられたための驚き。

そして、沈黙。



「か、茅野っちとか、演技と一番遠そうなのに」

「人のことを欺くのはね・・・見た目とか、今までの態度じゃないのよ?」

「え・・・」

「だって、今の私が演技じゃない確信もないでしょう?」

「っ・・・」

「考え方の問題よ。嘘も本当も表裏一体なんだから」

「・・・」

「まぁ、難しいだけど、頑張ってね!!」



私は、そう言って授業を終えた。


ピピ



「もしもし」

『やぁ、Aちゃーん。愛してるよぉ!!』

「死んでください」

『ひっど!!』

「それで、要件は・・・?」

『マフィアに行こうとしている君を・・・引きとめようかと』

「っ・・・!!」

『私が、気づいていないとでも思ったかい?”化け物”の分際で随分のんきだね』

「う、るさい・・・・」



そうだ。

太宰は、私を人としてみていない。

化け物としてみている。




『君は、私のものだろう?』

「私は・・・ものじゃない!!!」

「おい!!!Aどうしたんだよ!!」


私の様子がおかしいと生徒たちから聞いたのか中也が私のもとにやってきた。



『その声・・・中也か。アイツの入れ知恵かな?』

「ちがう・・・中也は関係ない!」

『・・・ふうん。まぁ、いいよ。どうせ、君は化け物だ。私以外に好かれることはない』

「・・・・黙りなさい」

『っ・・・!!!』

「電話越しでも・・・この能力は使えるのよ?無効化の力を持ってしても異能力じゃなければ無効できないものね」

「無効・・・って相手は太宰か!!!」


そういうと、中也は私から通信器を奪った。



「おい!!!太宰!!テメェAに何を言った!!」

『うっわ・・・最悪。私は、ただ化け物に忠告しただけだよ』

「化け物・・・・って、お前は、Aが好きなんじゃねぇのかよ」

『もちろん。愛しているよ?それは、もう殺してしまいたいくらいに』

「狂ってやがるな・・・・」

『だから、彼女はマフィアになんてあげない。彼女は私のものだよ』

「・・・Aはものじゃねぇ!」

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 暗殺教室   
作品ジャンル:アニメ
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bhuriltuzimkuti(プロフ) - 続編_|\○_オネガイシャァァァァァス!!【ガチ(真顔)】 (2018年3月3日 15時) (レス) id: 0224ab7056 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - オチは中原さんでお願いします!m(__)mq(^-^q)続き頑張ってください! (2018年2月24日 10時) (レス) id: 1722f61193 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ - 続編でオナシャス!!!!! (2017年1月18日 22時) (レス) id: 3f93ce7449 (このIDを非表示/違反報告)
- 続編でお願いします【必死】 (2016年11月7日 17時) (レス) id: baa63a6d65 (このIDを非表示/違反報告)
紅錬覇 - 続編がいいです (2016年8月25日 20時) (レス) id: c9bd631ee9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔。 x他1人 | 作者ホームページ:https://twitter.com/saku_uratsuku  
作成日時:2016年7月9日 22時

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