第1話【トントンさん】 ページ2
・・・
『うーん…?』
2種類のマヨネーズを片手に1つずつ持ち、
それぞれを交互に見つめ、悩む少女が一人。
時刻は17時前。
今日は部活が休み。この時間、いつもなら
家で課題に取り掛かっている頃。
しかし家の食材では足りなくなってきた為、
買い出しに近所のスーパーへ来ている。
カゴの中には野菜やお肉類。そしてドレッシングや缶詰等々……
彼等(※食品)はもうカゴの中に入れている。
さて、本題に進もうか。
兄が此処ん所マヨネーズを好んでいる故に
多く使うのか、すぐに無くなってしまう。
そう、つまり買わなきゃいけないのだ。
いつも買っているキュー○ーのにするか、
最近出た方にするか………悩むところだ。
棚の前で悩んでいると、見覚えのある男性が
此方にカートを押して近づいて来た。
「A?」
『トントンさん!こんばんは』
朝早くに見たきっちりした七三分けにスーツ…
ではなく、所々跳ねた髪にラフな格好をしたトントンさん。
tn「マヨネーズと睨んだりして…どしたん?」
迷っていたマヨネーズをカゴから取り出し、
主婦…じゃなかった。トントンさんに聞いてみた。
『どっちがオススメですか?』
お母さっ……トントンさんならマヨネーズでもオススメとかありそう。
tn「あー…シッマ用やろ?そしたら、そっちの方がええよ」
右手に持っていた新発売の方をカゴに入れ、
いつものキュー○ーを棚に戻す。
『ありがとうございます!中々決まらなくて…』
tn「別にええよ。大した事ちゃうし」
それに、困った時はお互い様や。と笑う。
良い人だなと彼を見つめていると、視線に
気が付いたのか少し顔を赤くした。
tn「えっと…A、買い物終わった?」
『はい。一通り揃いました』
tn「会計済ませたら…その……一緒に帰らへん?」
途中までやけど。とほんのり赤く染まった頬を掻く。
『私もトントンさんと帰りたいです!』
元々は一人で帰る予定だったが、二人の方が楽しそうだ。
トントンさんと帰ることにしよう。
615人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソイタミ19時50分 - 外ピさん» すみません…!!イメージ的には鉤十字ではなく、ラテン十字のつもりで書きました!誤解を生むような書き方をして、申し訳ありませんでした!直しておきます (2020年1月8日 12時) (レス) id: 24ef0dd6d4 (このIDを非表示/違反報告)
外ピ - すいません、確かwrwrdの二次創作物って鉤十字使っちゃいけなかったはずなんです。できれば変えて頂きたいです。お話すごく面白かったです! (2020年1月7日 23時) (レス) id: 6c3752b497 (このIDを非表示/違反報告)
ソイタミ19時50分 - リアさん» ありがとうございます!これからも楽しんで頂けるよう、頑張ります! (2019年11月27日 18時) (レス) id: 58cba98cf2 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - ソイタミ19時50分様、お誕生日おめでとうございます! いつもとても楽しく読ませて頂いています! これからも頑張って下さい! (2019年11月24日 20時) (レス) id: 125744f577 (このIDを非表示/違反報告)
ソイタミ19時50分 - ↓レス押すの忘れてました…めーぷる 楓の木さん、コメントありがとうございます! (2019年5月23日 22時) (レス) id: 58cba98cf2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ソイタミ19時50分 | 作成日時:2018年11月24日 18時