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深夜1時を回った頃


少女は荷物を纏め、身を潜めながら家を出た








お父さまが言っていた。

18になったら、燿さんと正式に結婚させると…



｢冗談じゃない…私まだ17なのに｣


どの道結婚はさせられるだろう。
だったら残りの1年だけでも自由に生きてみたい



｢じゃあね、雛罌粟家。
また1年後｣



そう言い残して彼女は夜道を歩いていった。
まだ白い息が出る寒さの今日は、一月の終わり



私の自由の始まりだ。









4/14. 少し追記しました。

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作者名：1/4 | 作成日時：2021年3月28日 23時

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