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爽やかな人 ページ20

ああー…昨日は散々からかわれて大変だった…

あの後関節キスしちゃったね、とか騙されやすいから老後気を付けて、とか言われて…。

考えるだけで頭が痛い。牛沢先輩のあの意地悪な顔…イケメンだったのが余計に腹立ちますね。

ガッチマン｢どうしたの？百面相して？｣

A｢ひゃ！？ガッチさん！？｣

驚き方面白いねっていうとふんわり笑う。キヨくんと牛沢先輩とは大違いだ…さすが紳士。

A｢いや、まあ、昨日すごい牛沢先輩にからかわれて…｣

ガッチマン｢うっしー好きだからね、からかうの笑｣

そういった後、その荷物持つよって言って、私が頼まれて運んでいたノートを持ってくれた。
優しすぎる…こういうところがいいと思う。

A｢ありがとうございます！｣

ガッチマン｢うんん。お易い御用〜。あ、そうだ｣

なにかを閃いたみたいで、私の方をむくとニコニコ笑うガッチさん。なになに？その笑顔かわいい。

ガッチマン｢今日のお昼、一緒にどうかな？｣

A｢喜んで！｣

ガッチさんからお昼に誘われるとは…嬉しすぎてすぐ返事してしまった。良かったっていうとガッチさんはまた笑った。



______お昼




ガッチマン｢おまたせー｣

って言ってこっちに来るガッチさんの手には、お弁当が2つあった。

購買でお昼買ってこなくていいよ、って言われるがまま手ぶらで来ちゃったけど、ガッチさんが作ってきてくれたってこと！？

ガッチマン｢はい、これ｣

キヨにAちゃんは購買のパンばっかり食べてるって聞いたから、っていうガッチさん。

A｢ありがとうございます…すみません、普通逆ですよね…｣

ガッチマン｢そんなことないよ！それよりこれ、俺頑張って作ったから食べて欲しいな｣

優しい…優しすぎるガッチさん…。
見てこれ！卵焼き！って見せてくる姿は、癒しすぎて溶けそうになった。

ガッチマン｢はいどーぞ｣

私がガッチさん癒し…って思っていると、いつの間にか顔の前に卵焼きがある。

ん？え？あの、もしかしてこれ。

ガッチマン｢卵焼き嫌い？｣

現在私はガッチさんにあーんされてます。2日連続！？まあ、昨日は私がしたんですけど…。

素でやっているんだろう。私が食べないのを不思議がっている…。
折角作ってもらったのを食べない訳にはいかないので…。

A｢あ、あー｣


パクっ



A｢おいしい…！｣

ガッチマン｢ならよかったー｣

正直恥ずかしさで味があんまり分からなかったのはここだけの話。

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