【東リベ】泣き虫のヒロイン②【武道成り代わり】 (ページ15)

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６２話ページ15

『なんで……？』

ヒナ「前に山本くんに教えてもらったの…
Aちゃんは頭を撫でてあげると落ち着くから、泣いてたら抱きしめて撫でてあげてって…落ち着いた？」

『……うん。もっとして欲しい……ｸﾞｽｯ』

ヒナ「…！うん＾＾

Aちゃん、君はドラケン君じゃない、マイキー君でもない。

AちゃんはAちゃんだよ。

人のために思いっきり泣けて
人のために思いっきり悔しがれるAちゃんだよ

こんなカッコイイ女の子、他にいないよ」

『ふっ……うぅ……うぇ〜〜〜〜ん！』

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『ヒナ、ありがとう』

ヒナ「ヒナは何もしてないよ、強いて言うならなでなでしてあげただけ！＾＾」

『！わたし…』

ヒナ「大丈夫！
Aちゃんはきっと成功する！＾＾」

『……ヒナ、聞いて欲しいことがあるの』

ヒナ「？」

どう思われてもいい…
でもやっぱり、ヒナには知ってて欲しい。

『私、父親を殺そうとしたんだ。未遂だったけど…今でも思い出すと震えが止まらないの。自分が自分じゃなくなっちゃうような気がして…だからさっきのヒナの言葉、嬉しかった』

ヒナ「…！」

『……怖くなった？』

ヒナ「……ううん。大丈夫だよ、教えてくれて…ありがとう＾＾」

『っ！ありがとう＾＾…ｸﾞｽｯ』

ヒナ「もう泣かないで〜！」

『うぅ……うん！……私、行かなきゃ』

ヒナ「うん」

決着をつけなきゃいけない
逃げ続けて来た、人生のトラウマの"1つ"と…