deserted house ページ2
星がよく見えるある晩、
人気のない住宅街に突如一人の老人が現れた。
老人は懐からライターを一つ取り出すと、
僅かに灯る街灯に向け灯りを全て消し去ってしまった。
周りを用心深く確認すると、
酷く荒れた一軒家にそっと入っていった。
老人が入っていった屋敷はとても荒れていて、
門扉の金具は外れてかろうじて繋がっている状態だった。当然中はもっと酷く、
床はところどころ抜け落ち、
ガラスも割れていた。
だが老人はそんなことを気にも留めず机や倒れた棚、
ベッドの下などを確認した後、
静かにその屋敷を出たのだった。
するとそこへまた一人、女性が突然姿を現した。
そして女性は老人を見つけるとすぐに駆け寄って言った。
「ア、アルバス!
マーリンたちは!?」
「連絡のあった通りじゃ、マクゴナガル先生。
屋敷の中を先程見てきたんだがのう、
酷い有様じゃった」
「そ、それじゃあマーリンたちは!」
「あぁ、残念じゃが」
「そ、そんな…… 」
そう言うと女性はその場で静かに泣き出してしまった。
老人は女性を慰めることなく、
ただ静かにぽんぽんと背中を撫でるだけである。
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庵原史穂(プロフ) - 暁ホームズさん» ノップさん、お久しぶりです!覚えていてくださりありがとうございます!ハリーポッター良いですよね。私昔から大好きで知っている方がいらっしゃって私も嬉しいです。ハリーポッターは不朽の名作ですから♪ (12月28日 21時) (レス) id: 9591776113 (このIDを非表示/違反報告)
暁ホームズ(プロフ) - 何処かで見た事ある作者名だと思ったら、ウログで相互フォローの方でしたか!名前変えましたが、ウログで相互フォロー中のノッブです!ハリーポッター知っていて嬉しいです(*´꒳`*) (12月28日 21時) (レス) @page3 id: c5c7985cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:庵原史穂 | 作成日時:2023年12月26日 17時