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＊
「何。
そのだらしない顔は」
否定しない。
「……変な顔」
否定しない。
「ヨダレ垂れてるわよ」
「ま、まじか！
……ってか、早く言ってよ！！」
慌てて手の甲で拭う。
「聞くまでもないけど、
何かいいことあったのね？」
目線は持ってる本のまま。
ハーマイオニーが言った。
「別にそんなことないよーん。
うふふふ。ぐへへへ」
びしっ。
ハーマイオニーからのデコピン。
この人、加減って言葉を知らないらしい。
赤くなったら、痣になったら
慰謝料請求してやる。
「後 5 秒以内に言わないと
もう 1 発かますわよ」
私の額の前で指を構える。
……脅しか。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿ ＿＿ _
「＿＿＿＿……絶対脈あるよね！？」
「「いや、そうでもないね」」
ロンとハーマイオニーが口を揃えて言った。
てかロンいつの間にいたの。
「でも、本当に嫌いだったら
サインお願いしたりしないよね？
そう思うよね？ てか思って。
そうてだよね、はい」
「いやもう自己完結しちゃってるじゃん」
「あれよ。もう女として見られてないのよ」
「女として見られてない！？」
それは嫌だ！ 絶対に！
「……A」
「ん？ 何、呼んだ？」
ロンに名前を呼ばれて、ハッと我に返る。
「んむっ……！？」
いつの間にか隣に移動してた
ロンの方へ振り向くと、
いきなり口の中に何かを突っ込まれた。
ビー玉くらいの大きさの、丸いもの。
コロン、と舌で転がしてみると、
なんか甘い味。
これは……キャンディだ！
「イチゴ味！」
「正解」
頬が緩むのは、キャンディが美味しかったからか。
勝手に始めた味当てクイズに
正解したからか。多分どっちも。
「まあ女として見られてなかったら
僕がもらってあげようか」
「草」
＊
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nano-(プロフ) - りんぴぃさん» コメありがとうございます！！ めっちゃ嬉しいです！ 更新頑張ります！(〃▽〃) (2017年12月17日 15時) (
レス) id: 9d89826020 (このIDを非表示/違反報告)
りんぴぃ - 小説が更新されていて凄く嬉しいですー！続きが気になりますっ。楽しみにしていますね！頑張って下さい(●´ω｀●) (2017年12月17日 9時) (レス) id: b749831db5 (このIDを非表示/違反報告)
nano-(プロフ) - みかンさん» コメありがとうございます！！ もっとキュンキュンさせます！！(〃▽〃) (2017年11月22日 16時) (レス) id: 9d89826020 (このIDを非表示/違反報告)
みかン - めっっっっっっちゃ!!!!!キュンキュンします!!!!!! (2017年11月14日 22時) (レス) id: 9338b62d3b (このIDを非表示/違反報告)
nano-(プロフ) - ユメさん» コメありがとうございます！！ 初めまして！ ありがとうございます！ 元気100倍です！ 更新頑張ります！！ (2017年11月13日 22時) (レス) id: 9d89826020 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅鶴 | 作成日時：2017年10月10日 1時
