推しがリスナーに告白とか心臓に悪いんでやめてください【紫】

るぅりーぬペアは今日も尊いです ページ10

さとみ「彼女じゃなくて、俺の義妹(いもうと)」


莉犬・るぅと「「いもうとぉ！？」」


二人は凄く素っ頓狂な声を上げた。私なんかが義妹になってほんとすみません！！



莉犬「さとみくん一人っ子じゃなかったけ・・・？」


そうです。さとみくんは唯我独尊のマイペース王子です。


るぅと「まさか、誘拐・・・？」


あらぬ疑いをかけてきたるぅとくん。想像力スゴイね！？



『私の母とさとみくんのお父さんが再婚したのて、結果的に私がさとみくんの義妹になったんです』



さとみくんは「そうそう」と頷き、るぅりーぬは半信半疑で「なるほど？」と呟いた。



さとみ「というか、二人とも早く入ってくんね？これ以上玄関にいると色々リスクがある」

もしかしたら、リスナーさんに見つかっちゃう可能性があるのか。


二人をリビングまで案内して、私とさとみくん・莉犬くんとるぅとくんという組み合わせで

ソファーに向き合って座った。



莉犬「なるほどね。七瀬ちゃんの学校がさとみくん家から近かったから同居することになった、と」


『はい。今日は何かあったときに備えて、私とメンバーの皆さんが会うことになったんです』


プライベートの莉犬くんと話してる・・・。


明日とかにこの世から消えることにならない？大丈夫？



るぅと「会うことは全然いいんですけど、こういうことは予め連絡してくれません？」


少し拗ねた感じでさとみくんに注意したるぅとくん。え、可愛いですね。


莉犬「俺らマジでビックリしたんだからね！？」


注意の仕方激かわツインズ最高。シンプルに好き。



さとみ「突然会う方が面白いかなってｗ」



『これに関しては私もるぅとくんに賛成だよ？ちゃんと連絡はした方がいいと思う』



私は「なんでだよ」みたいなニュアンスで、思わずさとみくんの腕をトンっと叩いてしまった。



・・・まさか、推しを叩く日がくるなんて。



さとみくんは笑いながら「ごめんごめん」と謝った。さてはあなた、謝る気ないですね？



さとみ「それよりお互い初対面なわけだし、自己紹介した方がいいんじゃない？」


あ、そういえばまだ自己紹介してなかったな。



『るぅとさん、莉犬さん、初めまして。七瀬と申します。

　私はすとぷりすなーでいつも皆さんを応援してます！

　これからよろしくお願いします』




オタクが推しに”これからよろしくお願いします”ってもう色んな意味で泣けてくるよ。

新事実「さとみくんはシスコン」→←るぅりーぬとご対面！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す