推しがリスナーに告白とか心臓に悪いんでやめてください【紫】

二ヤつきながらカメラをこっちに向けるのやめてもらえます！？ ページ43

『半笑いなんてしてませんよ。それより、さっきから気になってたんですけど、

　私を膝上に乗せるためだけに会社に呼んだんですか？』


ななもり「いや、ついでに聞きたいことがあったんだよね」


これだけのために会社に呼んだわけじゃなくて良かった。

でも、聞きたいことがあるって言われても、何も思い当たらないから怖いなぁ・・・。


ななもり「今、次に出すグッツ案について会議してたんだけど、何かほしいグッツある？」


『それ、”ついで”に聞く内容じゃないですよ！？』


むしろ本命レベルだ。

そして、かなり大事なことを「ついで」と表現するところにも驚いています。


ななもり「だって、七瀬ちゃんが欲しいグッツ案をよくツイートしてくれるのを全部見てるから、

　 何が欲しいか何となく分かっちゃうんだもん」


『だったら、なんで私を会社に呼んだんですか！！』


というか、なーくんが私のツイート全部見て保存してくれてるの忘れてた。

今思えば、私の出した案が全部採用されてたのもこういうことだったのか、と納得できる。


ななもり「何かしらの正当な理由がないと、七瀬ちゃんがすぐ帰っちゃうかなっと思って」


『ななもりさん、凄く正直ですね！？』


私がなーくんのバカ正直さ(失礼)に呆れていると、どこからか視線を感じた。


辺りを見回すと、全員こっちを見ていた上に、

るぅとくん、莉犬くん、菊池さん、町田さん、吉長さんが私たちにスマホを向けていた。


「カシャカシャカシャ」というシャッター音が、広い会議室内に響いた。



『なんで写真を撮ってるんですか！？』


町田「すみません、つい・・・」


『つい！？』


”つい”で写真撮るようなものじゃなくないですか！？



菊池「推しカップルが戯れていたので、つい興奮してしまいました・・・！」


『待ってください、”推しカップル”って何ですか。私たち付き合ってませんよ！？』


そして、菊池さんに推されてるとかどういう状況ですかね！？



吉長「え、お付き合いされてなかったんですか？」


『全然付き合ってないです。なんなら出会って数日なんですが』


元々知り合い(？)だったとはいえ、距離間が近いのは重々承知してますよ！

主になーくんのせいですけどね！！



ななもり「俺的には、いずれは絶対彼女になってもらう予定ですけどね」


『なーくん！？何言ってんの！？』

私、さっきからツッコミしかしていないんですが。→←なーくんに言われたくない言葉ランキング

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