私、やらかしました☆ ページ5
リビングに着くと、私たちは手を合わせて「いただきます」と言った。
推しに自分の手料理を食べてもらえる日がくるなんてなぁ。
さっき味見しといたから不味くはないと思うけど、お口に合わなかったらどうしよう。
私はさとみくんの一つ一つの動作に注目した。
さとみくんが野菜スープを口の中に入れた。
さとみ「・・・美味い!」
さとみくんは野菜スープ、生姜焼き、炊き込みご飯と本当に美味しそうに食べてくれた。
よ、よかった〜。さとみくんのお口に合ってくれたみたい。
『ありがとうございます!』
さとみ「七瀬ちゃんご飯作るの上手いね。いつも作ってるの?」
『はい。いつも母が仕事で忙しいので大体の料理は私が作ってます』
ママが壊滅的に料理が下手っていうのもあるけどね。ママはキッチンに立たせちゃいけない。
これが白井家の暗黙の了解だ。
私が過去の最悪な記憶を思い出していると、
さとみくんのスマホからバイブレーション(連絡がきたときの合図みたいな音楽)の音が聞こえた。
さとみ「もしもしころん?」
まさかの電話のお相手はころんくん。
いや、さところはよくご飯に行ってるみたいだから別に不思議ではないんだけど、
このタイミングで電話を掛けるのは予想外だった。
さとみくんは「うん、うん」と頷いている。
さとみ「明日の1時に家来るね?」
はい?ころちゃんがさとみくんの家(私が同居させてもらっているお家)に来る?
それは、もしや私がころちゃんと対面するイベントでは?色んな意味でマズイよ?
さとみくんはころちゃんと軽く雑談をしてから、電話を切った。
さとみ「明日5人ぐらい俺の友達が家に来るけど大丈夫?」
ー−−ん?5人?それってもしかして・・・。
『メンバー全員来るの!?』
さとみ「・・・え?」
あ、やばいやらかした。完全にさとみくんにリスナーだってことに気づかれました。
私は席を立って床に移動し、さとみくんに向かって土下座をした。
『黙っていて誠に申し訳ございませんでした!!
信じてもらえないかもしれませんが、私は害悪リスナーではありません!
さとみくんが義理の兄になったことは誰にも口外しませんし、
さとみくんが迷惑と感じるような行動もとりません!!だから、追い出すことだけは・・・っ!』
さとみ「ちょ、七瀬ちゃん顔あげて?」
半分泣きそうになりながら顔を上げると、何故か笑顔のさとみくんがいた。
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らくがん* - さくりさん、、、、、尊いです、2も見ます、な〜くん尊い、、、 (4月29日 17時) (レス) @page25 id: 9e395d752b (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 零採さん» 返信が遅れてしまってごめんなさい!!コメントありがとうございます。僕は6人のすとぷりが好きなのとななジェル推しなのでこの小説を書かせて頂きました✨楽しんで読んでくれたら嬉しいです……!! (2月18日 18時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
零採 - なーくんの話だ…!一人のすとリスとしてすっごく嬉しいです! (12月27日 18時) (レス) @page24 id: 493da3e0a4 (このIDを非表示/違反報告)
如月玲斗/玲央(プロフ) - 雨萩さくりさん» 神の定めだねぇww どういたしまして? (5月19日 17時) (レス) id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - 如月玲斗/玲央さん» 私の作品が玲斗くんに影響を与えてしまうとは・・・。これも神の定めかな?(何言ってんだこいつ)・・・冗談はさておき、こちらこそ沢山読んでくれてありがとう!! (5月19日 7時) (レス) id: 62efc680fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨萩さくり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時:2023年2月23日 21時