幼馴染から恋愛対象になる方法 【苺】

第38話　【紫月まろ。】 ページ46

ASide

そういうことか…。



『うん。たしかにそうだね！』


ななもり。「この後どうする？」


ころん「僕バナナ食べt…」


莉犬「じゃあ屋台回ろっか」


ころん「ばななぁぁぁぁぁ！！！！」


るぅと「ころちゃん？うるさいですよ。」


さとみ「せっかくなら勝負しよーぜ、ジェル！」


ジェル「...その勝負、受けて立とう！」



またやってる笑


みんなのこういうところが好きなんだよね。


みんな少し抜けてたりするけど、その分優しくて面白くて気が利く。


みんなって本当に凄いな。


私ももっと頑張らなきゃな…



ななもり。「ほらA？行くよ〜！！」


『え！？あ、待って！！』


ななもり。「十分すぎるほど頑張ってるから、そんなに頑張らなくてもいいんだよ…」



…え？



ななもり。「ほら行こ？」


『うん。』



なーくんについていくと、みんながいたのは射的場。


……って射的？



さとみ「A、俺がお前がほしいもの取ってやるからな。」


ジェル「いや、それは俺やから！」


『二人ともありがとう。
　じゃあ、さとみくんはあれ取ってくれない？』


さとみ「俺に任せろ。」


『ジェルくんはこれね。
　二人とも頑張って！』


ジェル「おっけ。」



ジェルくんってゲームが苦手って言ってたから、射的も得意じゃなかったりするのかな…



莉犬「ジェルくんってさ俺らと一緒でゲーム下手組だけど、射的は上手いんだよね。」


『へ〜！なんか意外かも…』



そんなことを莉犬くんと話してると、二人とも終わったみたいだった。



さとみ「じゃあまずは俺から！」


そう言ってさとみくんは何個かの景品を袋から取り出した。


その中には私が取ってほしいとお願いしたものまで入っていた。


さすがプロゲーマー！


『これ全部さとみくんが取ったんだよね？普通に凄いよ〜！！』


さとみ「はい、じゃあこれAに全部やるよ」


『ありがとう』


ジェル「そしたら次は俺やんな。
　 俺ももちろんAに言われたん取ったで！」



ジェルくんもさとみくんと同じような結果だった。


そしてジェルくんまで私に全部くれると言って、本当にくれたのだ。



『それにしても以外だったな〜…ジェルくんが射的得意なの。』


ジェル「俺自身もわからんのや。気づいたら得意になっとったｗ」


ななもり。「射的も終わったし、チョコバナナでも買いに行こうか」


『ずっと待ってる子も居るみたいだし…ｗ』



そうして私達はチョコバナナが売っている場所へと向かった。

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