幼馴染から恋愛対象になる方法 【苺】

36話　【紫月まろ。】 ページ44

ASide
桃を見つけてから数日後。

あの日は結局初詣に行けなかったから、今日行くことになった。



『それじゃあお父さん、お母さん。行ってきます!!』


『桃も行ってくるね!』

A母「あら、もうそんな時間だった?行ってらっしゃい笑」


A父「行ってらっしゃい。気をつけていくんだぞ。」



待ち合わせ場所はいちご山公園。

この公園は私の家からも、6兄弟の家からも近い。

その上神社ともいい感じの距離

この公園の名前がいちご山公園なのはどうやら、昔はたくさんのいちごがなっていたからとか…

いちごって自然に生えるのかな。

そんなことを考えていると、急に視界が暗くなって前が見えなくなった。

一体なんだろう…


？「だーれだｗ」


『なーくんだ、おはよ〜!』


ななもり。「おはよ〜!!」


『今日はちゃんと遅刻せずに来れたんだね笑』


さとみ「いや、流石にこの時間なら起きてるわ!ｗ」


莉犬「え、でもさとちゃんさっきまでn…んﾓｺﾞ」



………?



ジェル「A、おはよーさん。」


『ジェルくんおはよ〜!』


るぅと「みんな揃いましたし、そろそろ神社向かいます?」


ころん「行こ行こ〜!!僕バナナ食べた〜い」


ななもり。「バナナはお賽銭終わったあとねｗ」



小さい頃もこんな事、あったな笑

去年もその前も7人で行ったな…

毎回ころちゃんがバナナって笑



さとみ「どしたん?A」


『前にもこんな事あったなぁ〜って笑
　ころちゃん初詣の度にバナナって言ってない？笑』


さとみ「確かにｗ
　 まあ、A山神社は初詣のときほぼ毎回屋台出てるしなｗ」

ジェル「ころんもずっとバナナを飽きずにおるっつーのもすごいんよなｗ」


みんな変わらないんだな…

見た目が成長していっても、中身は変わらないまま。

このままずっと一緒に居られたらいいのにな



〜いちご山神社到着〜
例年通り賑わってるなぁｗ


ななもり。「みんないくらお賽銭する?」


『私は十五円かな…。』


莉犬「十分なご縁か…」


『それもあるんだけど…
　ここっていちご山神社でしょ?十五でAだし!』


るぅと「じゃあ僕も十五円にしようかな…」


ジェル「ほな俺も〜!!」


そんな話をしていると私達の番が回ってきた。


みんなで一緒にお金を入れる。


どんなことを願おう…

決めた。





＿＿＿今年もみんなと一緒に居られますように。

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