第３５話 【雨萩さくり】 ページ43
お父さんにも”いいんじゃないかな”と賛成してもらい、子猫の名前はモモに決定した。
「モモ〜」と名前を呼びながら喉元を撫でると、気持ち良さそうに「ニャー」と鳴いた。
やっぱり動物っていいなぁ。めちゃくちゃ癒される。
ななもり「Aいいなぁ……。俺もモモに触りたい」
『あ、そういえばなーくんも猫好きだったっけ』
ななもり「そうだよ！愛の大きさならさとちゃんにも負けないくらい大好き」
ここで火が付いてしまったなーくんは、猫の良さについて語り始めた。
話上手だから内容自体は面白かったけど、割と話が長くて途中で疲れちゃった。
一生懸命話してくれたなーくんには悪いなぁって思ったから、もちろんちゃんと謝ったけどね。
家に着いて車から降りて玄関の扉を開けると、
深夜だといういのに沢山の声が重なっている「おかえり〜！」という言葉が聞こえた。
驚きながら「ただいま」と返すと、莉犬くんが心配そうに「どうだった？」と私たちに尋ねた。
ななもり「ちゃんと栄養を取れば命に別状はないって」
ころん「良かったぁ〜」
るぅと「新年早々大慌てでしたね」
家中が安堵に包まれると、私に腕の中にいたももが”ニャー”と鳴き声を上げた。
その瞬間、私たちは「可愛い〜！」とギャルのような口調で合掌した。
だって本当に可愛いんだもん。これは犯罪レベルの可愛さだよ。
我ながら親バカ気質だなぁと思っていると、ジェルくんが「あ」と声を漏らした。
ななもり「どうしたの？」
ジェル「ご飯とかってどうするん？俺らの家にはないし、佐藤家にもないやんか。
このままじゃ餓死しちゃうんちゃう？」
ななもり「それは大丈夫！病院から３日分のキャットフード頂いたからしばらくは持つよ」
”まずは病院から頂いたので凌いで、後は一旦通販で購入した方がいいと思う”
なーくんの言葉にお母さんも「そうね」と賛同し、私たちもコクンと頷いた。
流石なーくん、頭の回転早いなぁ。
「その他のものもなるべく急いで用意できるように準備しとくよ」
お父さんの言葉にさとみくんたちは”ありがとうございます”と頭を下げた。
なーくんも何かを考え込んだ様子でお礼を言った。
たぶん、自分も何か出来ないか考えてるんだろうなぁ……。
私はクスッと笑って「これから楽しくなりそうだね」と呟いた。
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紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - さまーさん» わ~!!ありがとうございます!お褒めいただき光栄です! (4月3日 14時) (
レス) id: 5dc82e964f (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - ちょっと待って！？神同士が合作してやがる…神同士がくっついて神を超えてやがる… (4月2日 9時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - しーちゃんさん» 褒めていただけるのはすごく嬉しいのですが、さくり同様の意見です…。 (12月9日 19時) (レス) id: 9c4501d397 (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - しーちゃんさん» えーっと、それはしーちゃん様が手掛けた作品として投稿するということですか？それとも、こういう作品があるよ〜みたいな感じで宣伝するということですか？ (12月9日 17時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - このお話があまりにも素敵だったので多くの人に見てもらいたく、プリ小説と言うアプリで 同じ内容で書かせてもらってもよろしいでしょうか、、 (12月9日 17時) (レス) id: 22e9f0b0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年7月28日 19時
