第25話 【雨萩さくり】 ページ31
人狼になってみんなを騙しまくった結果、綺麗に私の圧勝となった。
何故か全員に”嘘だろ!?”みたいな驚いた顔をされたけど、
私は自分の現実に関する嘘じゃなかったら結構上手に演技出来るんだよね。
その後も何試合か対戦したけど、私は一回も負けることなくゲームが終了した。
楽しい時間はあっという間で、気が付いたらお昼の12時を過ぎていた。
お腹が空いたのでご飯を買いに行き、帰ってきてしばらくゆっくりした後、私は自分の家に戻った。
明日の教科の予習をし、夕飯を食べてから自室に向かってゴロゴロした。
楽しかったなぁと思いながら目をつむり、私は少しずつ意識を手放していった。
朝日が顔に当たっているのを感じながらモゾモゾと体を起こすと、時刻は9時15分だった。
ちょっと寝すぎたなぁと笑いながら洗面所で顔を洗い、お母さんが用意してくれた朝食を口にした。
ご飯を完食して部屋に戻った私は、外出用の服に着替えた。
鞄と財布を持って、私は”ある場所”に出かけた。
そう、一部の人は大好きショッピングモール!!
私は今回、なーくんたちへのクリスマスプレゼントを買いにここまで足を運んで来た。
ワクワクと胸を高鳴らせながら、私は何を買おうかなぁと悩んだ。
グルグルと店内を回り、私は概ねそれぞれに何を渡すかを決めた。
喜んでくれるといいなぁという気持ちを込めながら、会計を済ませて家に帰った。
ー−−時は経って数日後。何ともうクリスマスイブになってしまった。
それぞれツリーと壁をお洒落にする装飾品やみんなで食べるご飯の材料も調達し、
まだ当日ではないけれど準備だけでも大盛り上がりだった。
……そして、いよいよやってきた12月25日の夜。
クリスマスということでうちの両親はクリパに参加していたけど、
おばさんたちはやっぱり仕事で忙しいみたいで、欠席するという連絡が届いた。
楽しくご飯を食べてからは「ここからは学生だけの方が楽しいでしょ?」
というお母さんたちの気遣いがあり、私たち7人でプレゼント交換会をすることになった。
私はドキドキしながら用意していた手元のプレゼントに視線を落とした。
『じゃあ、まずは私からプレゼントを渡してもいい?』
私の言葉に、なーくんたちは首を縦に振った。
26人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - さまーさん» わ~!!ありがとうございます!お褒めいただき光栄です! (4月3日 14時) (レス) id: 5dc82e964f (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - ちょっと待って!?神同士が合作してやがる…神同士がくっついて神を超えてやがる… (4月2日 9時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - しーちゃんさん» 褒めていただけるのはすごく嬉しいのですが、さくり同様の意見です…。 (12月9日 19時) (レス) id: 9c4501d397 (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - しーちゃんさん» えーっと、それはしーちゃん様が手掛けた作品として投稿するということですか?それとも、こういう作品があるよ〜みたいな感じで宣伝するということですか? (12月9日 17時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - このお話があまりにも素敵だったので多くの人に見てもらいたく、プリ小説と言うアプリで 同じ内容で書かせてもらってもよろしいでしょうか、、 (12月9日 17時) (レス) id: 22e9f0b0d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時:2023年7月28日 19時