第１６話 【雨萩さくり】 ページ19
家に帰って荷物を置いた私たちは、さっそく闇鍋をする準備に取り掛かった。
なーくんが水の入った鍋をガスコンロの上に置いてくれた。
ななもり「火を付ける前に、買って来た食材を切っちゃおっか」
私たちは”は〜い”と返事をして、それぞれの準備に入った。
みんな、何を買って来たのかなぁ。
私は楽しみ半分、不安半分の気持ちで野菜を切っていた。
大体の食材が切れたところで、私はガスコンロの火を付けた。
予め買っておいた昆布だしを投入し、沸騰するまで待つ。
るぅと「……そういえば、みんなは何を買って来たんですか？」
ころん「僕バナナ」
るぅと「そうですか。さとみくんは何を買いましたか？」
ころん「ちょ、るぅとくん、塩対応すぎない？」
るぅちゃんのあまりの雑な対応に、さすがにツッコみを入れたころちゃん。
そのやり取りを見て、思わず私たちは吹き出してしまった。
ジェル「るぅと、ころんに興味なさすぎやろ」
ななもり「ここまで来ると、いっそめちゃくちゃ気になってるって線もあるけどね」
莉犬「るぅちゃん、何だかんだ言いつつ、ころちゃんのこと大好きだもんなぁ」
何というか、るぅちゃんはころちゃんには素直になれないみたいなんだよね。
私は、ころちゃんを信頼してるが故の行動かなって思ってる。
るぅころの二人は少し恥ずかしそうにしながら、さとみくんに視線を向けた。
るぅと「ー−−さとみくん、早く買ったものを教えてください」
さとみ「えぇ？仕方ないなぁ。……俺が買ったのはこれ！」
そう言ってさとみくんが袋から出したのは、蜂蜜と梅とチョコレート。
ど、独特な組み合わせだなぁ……。
ころん「何でこの三つにしたの？」
さとみ「俺が想像する闇鍋のセレクトがこの三つだった」
莉犬「さとみくん、ガチで闇鍋する気じゃん……。これ、絶対マズイよ」
うーん、確かにあんまり美味しそうではないよねぇ。
すると、さとみくんが「そもそも、闇鍋って美味しいイメージないだろ」と返していた。
美味しさとかを考慮せず、適当に鍋に材料を入れて食べるのが闇鍋だからね。
ななもり「＿＿＿どうする？本当に闇鍋する？」
なーくんの問いに答えられず、少しの間沈黙が生まれてしまった。
＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊ー＊
諸事情により、紫月まろ。の代わりに雨萩さくりが更新をさせて頂きました。
番外編� 攣膩遒泙蹇�】→←第１５話 【雨萩さくり＋紫月まろ。】
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紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - さまーさん» わ~!!ありがとうございます!お褒めいただき光栄です! (4月3日 14時) (
レス) id: 5dc82e964f (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - ちょっと待って！？神同士が合作してやがる…神同士がくっついて神を超えてやがる… (4月2日 9時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - しーちゃんさん» 褒めていただけるのはすごく嬉しいのですが、さくり同様の意見です…。 (12月9日 19時) (レス) id: 9c4501d397 (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - しーちゃんさん» えーっと、それはしーちゃん様が手掛けた作品として投稿するということですか？それとも、こういう作品があるよ〜みたいな感じで宣伝するということですか？ (12月9日 17時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - このお話があまりにも素敵だったので多くの人に見てもらいたく、プリ小説と言うアプリで 同じ内容で書かせてもらってもよろしいでしょうか、、 (12月9日 17時) (レス) id: 22e9f0b0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年7月28日 19時
