第９話 【雨萩さくり】 ページ12
さとみくん＆ころちゃんと一緒にプラプラと歩いていると、
同じく暇そうに歩いている莉犬くんとるぅちゃんを見かけた。
さとみ「お疲れ。どうだった？」
るぅと「莉犬がちょっと……。全体的に危険だなと」
ころん「何その感想」
莉犬「いやぁ、日頃からの運動って大事だね！」
明らかに様子がおかしい莉犬くん。
あぁ、計測結果が悪かったんだろうな……。
『ちなみに、種目別でどんな感じの結果になったの？』
るぅと「握力右手１５ｋｇ、左手１２ｋｇ、上体起こし１０回、長座体前屈３２ｃｍ」
莉犬「やめてるぅちゃん！！俺の恥を晒さないでぇ！」
Oh……。全部綺麗に平均以下だね。
そして、容赦なく莉犬くんの記録を読み上げるるぅちゃんが、何だか悪魔に見えてきた。
さとみ「いや、莉犬の自業自得だろ」
グサッと正論をかましてくるさとみくんの言葉に、莉犬くんは「グ八ツ」とダメージを受けていた。
ドンマイ、莉犬くん。
ころん「るぅとくんの結果はどうだったの？」
るぅと「えーっと、握力右手３２ｋｇ、左手２７ｋｇ、
上体起こし３０回、長座体前屈４９ｃｍでした」
『なるほど、握力以外は大体平均ぐらいか』
というか、るぅちゃんの握力が３２ｋｇもあったことに驚いた。
イメージは２５ｋｇとかその辺かと思ってた……。
るぅちゃんの意外な一面だなぁ。
莉犬「そっちの３人はどうだったの？
俺にあそこまで言うってことは、さぞかしいい結果だったんでしょ？」
『莉犬くん、拗ねてる？』
ころん「てか、さとみくんしか莉犬くんをボロクソに言ってないのに、
何で僕たちにまで飛び火が……」
さとみ「俺もそこまで言ってないけどな」
私たちは莉犬くんの可愛い姿にクスクス笑いながら、記録記入シートを見せた。
どんだけ見るのってぐらい、私たちの記録をガン見する莉犬くん。
莉犬「……勝てるところが何もない！？」
”マジか”と言って落ち込む莉犬くんに、
るぅちゃんが「次があるよ」と励ましの言葉を送った。
私もエールを送るために莉犬くんの肩を叩こうとした瞬間、
後ろから「お〜い！」という声が聞こえた。
この声はー−−。
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更新が遅れてしまい、大変申し訳ございませんでした。
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紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - さまーさん» わ~!!ありがとうございます!お褒めいただき光栄です! (4月3日 14時) (
レス) id: 5dc82e964f (このIDを非表示/違反報告)
さまー(プロフ) - ちょっと待って！？神同士が合作してやがる…神同士がくっついて神を超えてやがる… (4月2日 9時) (レス) id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
紫月まろ@相方:めんたいこ#勉強消滅させよう同盟(プロフ) - しーちゃんさん» 褒めていただけるのはすごく嬉しいのですが、さくり同様の意見です…。 (12月9日 19時) (レス) id: 9c4501d397 (このIDを非表示/違反報告)
雨萩さくり(プロフ) - しーちゃんさん» えーっと、それはしーちゃん様が手掛けた作品として投稿するということですか？それとも、こういう作品があるよ〜みたいな感じで宣伝するということですか？ (12月9日 17時) (レス) id: c9a476ef2d (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん - このお話があまりにも素敵だったので多くの人に見てもらいたく、プリ小説と言うアプリで 同じ内容で書かせてもらってもよろしいでしょうか、、 (12月9日 17時) (レス) id: 22e9f0b0d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨萩さくり x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/n15a76543b1
作成日時：2023年7月28日 19時
