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「つまりあなたは魔法の国の王子様で、敵国の人に襲われて死にかけていた。最後に記憶にあるのは、可燃ごみに捨てられた自分…」
女に全てを話すと、頭を抱えて唸り始めた。どうやらこの世界には、魔法がないようや。どこを見ても魔具の1つもない。
魔法が日常的に使われる現代で魔具を使わずに生きられるなんて、そんな野蛮人には見えんしな。おそらくここは異世界か、時空の違う世界。
「そんな話、誰が信じますか?それならここで魔法の一つや二つ見せてくださいよ」
と言うので、俺が何も無いところから剣を出すと口を大きく開けていた。子どもでも使える簡単な魔法にここまで驚くとは、ホンマに異世界にでも来たようやな。
「ってこんなことしとる場合やない。戻らな!」
立ち上がり、部屋から出るとキッチンのような場所に出た。すると、女が俺の手首を掴んだ。
「怪我が酷くなく自由に動けることは喜ばしいですが、勝手に動かないでください。戻り方わかるんですか?」
といわれ、ハッとする。せや、俺何も…
「こっちです」
俺を先導するように1つの部屋に向かった。そこは奇妙な部屋やった。3つのゴミ箱、人が1人余裕で入れそうな大きなやつが3つも。
「ここであなたは倒れてました。もし、あなたの話が本当ならここはあなたの住む世界ではなく、異次元かなにか…」
女は真剣な表情で言った。
「戻る手がかりはきっとここにあるはずです」
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あまね(プロフ) - すきぃぃぃぁ (10月1日 20時) (レス) @page21 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - ろっぽむくんさん» そちらの作品を削除して新作を作りましたので、URLが被ってしまったのかと…申し訳ございません (2020年9月28日 14時) (レス) id: e68e5d1d19 (このIDを非表示/違反報告)
ろっぽむくん - あの主さん…犯罪は犯罪ですからの作品の方で何故か犯罪者は前世を思うのリンクが貼られておりそのリンクに行くとここに辿り付くのですが…私の方のバクなのでしょうか?(汗) (2020年9月28日 3時) (レス) id: 7ad0432a29 (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - ちるさん» ぐむ(._.) (2020年9月23日 8時) (レス) id: e68e5d1d19 (このIDを非表示/違反報告)
ちる(プロフ) - うささんさん» すみませんw作者さん把握はしてたんですけど押し間違えてましたm(*_ _)m (2020年9月23日 5時) (レス) id: bfff7bda26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うささん | 作成日時:2020年8月13日 2時