第二木曜日 ページ12
「さて、木曜日はゴミの日でありながら、宇髄さんが捨てられる予定だった日でもあります」
「やめろ」
私は部屋のゴミを集めながら宇髄さんに毒を吐く。彼はラフな格好をしており、手元には内職の封筒とシールがある。
「まだ2日しか経ってないんですよ。それなのに、やけに親しくなったとは思わない?」
敬語を交えながら話すと、彼は作業をしている手を止めて、こちらを向く。目が合った。本当に黙っていればイケメンかんべきなんだけどな。
「それは誰とだ?」
口を開けばこれだ。会話の流れ等から気づいて欲しい、私と貴方との関係だと。というか、それ以外の誰とですか。
「貴方とよ」
「ああ、てっきり不死川が潜んでるのがバレたかと思ったぜ」
なによそれ、気がつくわけないじゃん。……ん?いま、なんて言った?
「あ」
「その方をここに呼んで、じっぃぃいいいいくり、お話しましょ。宇髄さん?」
私は不敵な笑みを浮かべながら、宇髄さんに歩み寄る。すると、後ろの閉まっていたドアがひとりでに空いた。いや、勝手にでは無い。
「バラしてんじゃねぇよォ」
ただ、傷だらけで人相の悪いその人を見ると、怪奇現象出会って欲しかったと思ってしまった。
「紹介するぜ、そいつは俺の同僚の不死川実弥だ」
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りまる - 感動しましたぁぁぁあ(TーT)最後のうずいさんの言葉もめっちゃよっかたあぁ(めっちゃないてめがはれてる) (2020年10月14日 19時) (レス) id: 3174c4ac03 (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - Turenさん» ありがとうございます!やはり原作に沿わせるような終わらせ方にしたかったので、生存ルートなどなしに…こんな形となりました。本当に読んでくださってありがとうございました! (2020年3月12日 2時) (レス) id: bf4eafc009 (このIDを非表示/違反報告)
Turen - 終わり方めちゃくちゃ悲しかったけど、その文めちゃくちゃ面白かったです!こんなに素晴らしい作品を執筆してくださり、本当にありがとうございます!! (2020年3月12日 1時) (レス) id: 371644a157 (このIDを非表示/違反報告)
うささん(プロフ) - ふらくとすさん» ありがとうございます!皆様に見ていただけたおかげで、ここまでやって行けました! (2020年3月9日 1時) (レス) id: bf4eafc009 (このIDを非表示/違反報告)
ふらくとす(プロフ) - とっても面白かったです!!作者様の表現の仕方や登場人物達の言葉など本当に自然で大好きです(*^^*)あともう2周しますね(笑) (2020年3月9日 1時) (レス) id: 1f5e46c8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うささん | 作成日時:2019年9月22日 1時