月を見つけて【ワンパンマン】

ー蚊ー ページ6

都合により、過去編、ワクチンマン、巨大兄弟、地底人は抜きます。理由は、ヒロイン戦闘要員じゃないから。過去にサイタマと関わっていたとかないから。です。

それとこれからは、会話をカットしたりしますが、ストーリーに問題はないようにします。カーフェチのくだりとか、いらないでしょ。個人的には好きですが。

―――――

「サイタマさん、最近蚊が大量発生しているようなので、網戸にして寝ましょうね」

「おう、もうそんな季節か」

　そんなことを言いながらサボテンに水をやるサイタマさん。蚊でも止まったのだろうか、なんか変な動きをしている。蚊取り線香どこにあるのかな。

「A!!殺虫スプレー!」

「え、蚊を相手にですか!?」

私はそういうと、彼に殺虫スプレーを渡した。すると、蚊を追いかけてどこかに行ってしまった。あら、どうしよ。怪人相手にマジにならないのに、蚊を相手にマジになるなんて。

「子供っぽい」

　私はそのまま布団を上げて家事をする。といっても、蚊が入ってくるから洗濯物を外に干せないし、換気扇も回せない。洗い物もまだ出てないし、お風呂掃除も昨日のうちに終わっている。

「暇だなぁ」

　私は誰もいないこの空間が少し寂しく思い、うとうととしてしまった。

　目が覚めるとそこには、破廉恥なパーカーを着たサイタマさんがいた。私が起きたことに気がつくと、お。っと間抜けな声を出す。

「お前が寝ててくれてよかったわ」

　話を聞くと、蚊の怪人に出会って、そこで遭遇した別のヒーロー？に服を燃やされて、全裸で帰ってきたらしい。うん、寝ていて良かった。

　あれ、全裸？何か忘れているような。

　あ、いっか。

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