駆け引き ページ6
横『おはよう』
「おは…、ようございます」
次の日出勤した私を待ってたのは、横山さん。
デスクに行くと、
携帯を見てもたれかかってた。
横『まだ仕事始めんやろ？ちょっとええかな』
「…はい」
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横『この前の副業の件』
「…はい」
横『丹澤さんの名前は出さずに、上と相談してみた。…ま、結果あかんって』
「…」
横『俺もさ、例えば内職とかの副業なら見逃すんやけど、流石にキャバクラは…。
職場の奴が行く場合もあるやろし』
「はい」
横『どうしてもペナルティ無し、とは』
「…はい」
横『丹澤の仕事の出来は大したもんやし、うちとしてもそれが無くなるんは避けたい。
実はな』
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横『丹澤以外にも、夜の仕事しとる奴おんねん』
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それを聞いたとき、心臓がキュッとした。
横『誰、とは言わんけど』
多分絶対、安田のこと…。
安田もバレてるの…？
横『本来は、副業の方を辞めたらそれで良かったんやけど、今までずっと隠しとったんやろ…？』
「…そうです」
横『こっちがクビ切ると、再就職で厳しなるから…』
「クビ…、ですか」
横『…ごめん、ほんまはこんなこと言いたくないんやけど。自分から…、辞めて欲しい』
今まで隠してきたことの代償は、
大きくて重いものだった。
いや、それだけならまだ良かった。
横『でも一気に2人失うんはイタい。やから、
2人のうち、どっちかが辞めて欲しい』
「はい…？」
横『丹澤がまだこの仕事を続けたいなら、自分は残って違う奴のクビを切る』
「え…、ちょっと待ってくださいよ、」
横『ごめん、上の命令やねん。丹澤が身を引くなら、そいつは会社に残す』
私が残れば安田はクビで、
私が身を引けば安田は残れるの…？
そんなの…。
横『重ね重ね申し訳ないけど、このことはここだけの話で』
「…」
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横『1週間待つ、よく考えて』
ﾊﾞﾀﾝ...
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神山安葉 - 最初だけ読んでて見ないうちに終わってたんで最終回だけ見たけど、やっぱ安田とくっつくんですね( *´艸｀) (2018年9月15日 9時) (
レス) id: 815f9208e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - クララさん» コメントありがとうございます！更新滞りがちですが、どうぞよろしくお願いします！ (2018年8月5日 7時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
クララ - 続きが気になります〜♪ (2018年8月1日 15時) (レス) id: d58e788cbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく
| 作成日時：2018年7月23日 21時
