混乱 ページ5
一瞬触れて、すぐ離れる。
「えっ…」
混乱する私と、
すごく優しい顔で私を見る安田。
安『よし、じゃあ帰ろかな』
「うん…。」
ポンと私の頭に手を乗せて、踵を返して…
「え！ちょっと待って！」
安『うん？』
「なに…、今の、」
安『キス？』
「っそんなの知ってる！なんで…。」
ジッと安田を見つめても、
おんなじ様な顔をするだけ。、
「なんのキス…？」
安『なんのキスやろ。考えてみて』
「そんなの分かんない、」
安『次会うまでの宿題な？足、気いつけてな』
.
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そう言って歩いて行った安田を、それ以上追いかけることはしなかった。
それ以上なにを言えばいいか分からなかったから。
.
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咲『可愛い後輩咲ちゃん登場っ』
「ごめん、こんな時間に呼び出して」
咲『ううん！Aの足も心配やったし。どうしたん？私に用…、うわぁ』
「咲ぃー…、私もう分かんないよぉ、」
靴を脱いでる最中の咲に抱きついた。
戸惑ってたけど、すぐギュッとしてくれて。
咲『しょうたさん？』
「なんで分かんのよー、むかつく」
咲『何となく！私はAの職場を知らんから、しょうたさんくらいしか思いつかない』
「男の人が分かんない」
咲『告白された？』
「されるわけないでしょ、安田は私のこと…」
どう思ってる？
今までは嫌いだ、って断言出来た。
でも今は？
自惚れじゃないけど、少なくとも嫌いな相手にキスなんかする？
咲『じゃあAは？しょうたさんのこと、どう思ってる？』
「私…。」
おかしいな、今までなら即答できたのに。
今頭に出てくるのは、優しい顔の安田ばっかり。
「私…、今まで恋したことないからよく分かんない」
咲『そう言えばさ、この前お店で一緒に棒アイス食べたやん？』
「え？うん、食べたけど」
咲『あれAのさ、当たりやったん』
「え、うそ！」
咲『このことを』
「？」
.
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咲『1番最初に誰に伝えたい？』
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神山安葉 - 最初だけ読んでて見ないうちに終わってたんで最終回だけ見たけど、やっぱ安田とくっつくんですね( *´艸｀) (2018年9月15日 9時) (
レス) id: 815f9208e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - クララさん» コメントありがとうございます！更新滞りがちですが、どうぞよろしくお願いします！ (2018年8月5日 7時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
クララ - 続きが気になります〜♪ (2018年8月1日 15時) (レス) id: d58e788cbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく
| 作成日時：2018年7月23日 21時
