やっと ページ13
それから俺は、必死に働いた。
俺が昇進したことで、村上くんも1つ上の役職になって
安『村上くん、1つ契約取ったよ』
村『ほんまか！流石、若い奴らもこいつ見習って欲しいわ笑』
安『ありがとう。来週のプレゼンやけど、大川が…』
Aに会うからには、
前の俺と一緒じゃあかんなって。
成長した姿見せんと、多分門前払い受けるわ。笑
仕事もより出来るようになったし、役職も、年収も上がった。
今の俺なら、胸張って会える。
昔のツテを使って、Aの今働いとる店を探した。
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『うわ、どうしよツケマ切れた』
『は？ちょっと何してんの、どうすんの』
『えー、どうしよ』
「ん、これ使ったら？」
『えっ、アゲハさんこれ…』
「前に客から貰ったやつ。私ツケマ付けんから」
『ありがとうございます！！』
『アゲハさんまつ毛長いですよね』
「ビューラーでしっかり上げて、マスカラ下地してからするの。そしたら長時間保つから」
『へぇぇ、すごいです！今度やってみます』
「頑張って」
姿見の前に立って、服の感じをチェックして。
大きく揺れるピアスをつけ、表に出た。
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指名が入り、その人達と飲んでると
『アゲハさん指名入りました』
「誰？」
『新規の方です』
「新規？私新規は取らないって…」
『安田、という方だそうで』
「！」
『名前言ったら分かるからって。どうします？』
安田って名前の人なんて沢山いる。
今ここでこの常連の方を置いて行ったところで、赤の他人なら恥をかくのは私。
取り返しのつかないことになる。
それでも、頭はそればっかりになってしまって。
「すぐ行く、後お願い」
立ち上がって、常連さんに挨拶することも忘れて
入り口へ急いだ。
『やから、嘘ついてないですよ、ほんまです』
『ですが…』
ボーイと話してる男の人、その人は
「お待たせしました」
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安『久しぶり、やっと会えた(ﾆｺｯ』
「お久しぶりです、安田さん(ﾆｺｯ」
正真正銘、私の知ってる安田だった。
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神山安葉 - 最初だけ読んでて見ないうちに終わってたんで最終回だけ見たけど、やっぱ安田とくっつくんですね( *´艸｀) (2018年9月15日 9時) (
レス) id: 815f9208e3 (このIDを非表示/違反報告)
いちごみるく(プロフ) - クララさん» コメントありがとうございます！更新滞りがちですが、どうぞよろしくお願いします！ (2018年8月5日 7時) (レス) id: c396e97270 (このIDを非表示/違反報告)
クララ - 続きが気になります〜♪ (2018年8月1日 15時) (レス) id: d58e788cbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちごみるく
| 作成日時：2018年7月23日 21時
