紅葉が20枚 ページ22
NOside
円堂｢攻撃パターン？｣
敵の攻撃パターンに気付いた鬼道がその説明をする。
一之瀬｢そうか･･･それであそこに来るって分かったのか｣
塔子｢いつの間にそんな事を･･･！｣
円堂｢すげーぜ鬼道！やっぱりお前は、天才ゲームメーカーだ！｣
風丸｢これならいけるな！｣
染岡｢奴らの攻撃パターンさえ分かりゃこっちのもの！後半は点取ってくぜ！！｣
｢｢｢｢｢おおぉー！！｣｣｣｣｣
鬼道が攻撃パターンを把握した事で、チームの士気は上がった。
塔子｢それにしても優羽、お前すごかったな！｣
塔子は紅月の肩を組む。
円堂｢ほんとだよ！動きが速すぎて消えちまったかと思ったぜ！！｣
土門｢俺もビックリしたよ｣
一之瀬｢後半もよろしく頼むよ！｣
目金｢しかし、なぜ紅月さんはあの瞬間まで一歩も動かなかったのですか？｣
みんなが紅月を褒めたたえていると、目金が1つの疑問を口にした。
優羽｢･･･し＿＿＿＿＿＿｣
瞳子｢待ちなさい｣
紅月が答えようとした時、瞳子が口を開いた。
瞳子｢あなた達、今自分がどんな状態だか･･･分かってるの？｣
土門｢状態？｣
雷門イレブンは顔を見合わせ、分からないといったような表情をする。
瞳子｢今のあなた達じゃ、紅月さんを除いて相手のスピードにはついていけない･･･攻撃パターンが分かった位で倒せる相手じゃないのよ｣
瞳子はハッキリと言い放った。
円堂｢じゃあ、どうしろって言うんですか？｣
円堂の問いに瞳子は口角を上げる。
瞳子｢こちらのディフェンスを全て上げて、全員攻撃するのよ｣
瞳子の指示に全員が目を見開いた。
風丸｢でもそれじゃあ、ディフェンスがいないも同然･･･それこそ奴らに抜かれでもしたら、終わりじゃないですか！｣
瞳子｢だったら、抜かれないようにする事ね｣
風丸が反論するが瞳子は軽くあしらっただけだった。
塔子｢何なのあの監督！｣
円堂｢いやー、俺もよく分かんないんだけどさ･･･でもまぁ、とにかくやってみようぜ！SPフィクサーズに勝てたのも、監督の作戦があったからなんだしさ！｣
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作者名：和丸 | 作成日時：2019年5月2日 1時
