紅葉が10枚 ページ12
NOside
夏未｢＿＿＿＿＿で、何でサッカーなのよ･･･｣
瞳子｢さぁ･･･でも、やって損は無いわ｣
瞳子は瞑っていた目を開けた。
瞳子｢大人相手に彼らがどこまで戦えるのか、見てみたいの｣
瞳子の目線の先にあるのは、気合を入れる雷門イレブンと空を見上げてぼーっとしている紅月の姿。
円堂｢向こうが大人だからって怯むな！ピッチに立ったら、同じサッカー選手だ！｣
円堂が喝を入れる。
鬼道｢一体どんなプレーをするチームなんだ？｣
鬼道の問いに春奈が答えた。
春奈｢SPフィクサーズ･･･大のサッカーファンである財前総理のボディーガードでもあるサッカーチームです！｣
一之瀬｢サッカーで体を鍛えてるって訳か･･･｣
目金｢相手が大人というだけでも大変なのに･･･｣
栗松｢どうやって戦えばいいでヤンスかね･･･｣
目金と栗松が不安そうな声でそう言った。
壁山｢監督、アドバイスお願いするっス｣
壁山が瞳子に助言を求めた。
しかし、瞳子から返ってきたのはあまり良い返事ではなかった。
瞳子｢取り敢えず、君達の思うようにやってみて･･･それから今回の試合、紅月さんにはベンチにいてもらうわ｣
優羽｢･･･｣
紅月は黙って頷き、瞳子はそれを確認すると近くのベンチへと歩いて行った。
壁山｢えぇ〜！？｣
栗松｢そんなぁ〜！｣
壁山と栗松が肩を落とす。
風丸｢どうする？｣
鬼道｢あの人は俺達がどんなサッカーをするのか見たいんだろう｣
豪炎寺｢あぁ、初めて指揮する試合だからな｣
円堂｢よし、やろうぜ！俺達で戦い方を考えるんだ！｣
そこで土門が重要な事を言った。
土門｢でもこっちは、紅月を抜いたら1人足りない｣
円堂｢大丈夫！足りない分は、全員でカバーすればいい！｣
一之瀬｢それじゃあ、10人でのフォーメーションはどうする？｣
円堂｢うぅ〜ん、まずは守備を固めて＿＿＿＿＿｣
鬼道｢いや、MFに風丸と土門二人を上げ、オフェンスを強化する｣
鬼道は｢こういう時こそ先取点が大事｣だと言った。
鬼道｢それに俺達のゴールはお前が守ってるんだ･･･安心して攻撃に参加できる｣
鬼道の声に全員が頷いた。
円堂｢よし･･･みんな、頼むぞー！！｣
｢｢｢｢｢おぉー！！！｣｣｣｣｣
雷門イレブンは掛け声をあげ、手を空に突き上げた。
優羽｢･･･｣
紅月はそんな彼らをただジィーっと見ていた。
まるで懐かしいものでも見るかのように。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 38人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：和丸 | 作成日時：2019年5月2日 1時
