紅葉が9枚 ページ11
NOside
円堂｢え？｣
風丸｢俺達の事？｣
突然現れた謎の集団の言葉に円堂達は困惑の色を浮かべた。
角巣｢財前総理はどこだ！どこへ連れ去った！｣
集団の内の1人の男が言う。
円堂｢あの、ちょっと＿＿＿＿＿｣
角巣｢黙れ！｣
円堂が誤解を解こうとするも、言葉を遮られてしまう。
角巣｢その黒いサッカーボールが何よりの証拠だ！！｣
男は黒いボールに目を向けた。
円堂｢ち、違う！違います！！これは池に落ちてて＿＿＿＿＿｣
角巣｢とぼけるつもりか？｣
円堂｢本当です！！｣
二人の会話を聞いていた鬼道は夏未に小さく耳打ちをした。
鬼道｢警察には、話が通ってるんじゃなかったのか？｣
夏未｢私に言われても･･･｣
夏未は困り顔だ。
どうやら彼らは総理大臣警護のSPらしい。
風丸｢だからといって、いきなり宇宙人呼ばわりするなんて失礼じゃありませんか！｣
塔子｢宇宙人はどこだ！｣
風丸が言い返した時、SP達と同じスーツをまとった1人の少女が現れた。
円堂｢だから、俺達は宇宙人じゃないって！｣
少女は雷門イレブンを一瞥すると、何か思いついたような顔をした。
円堂｢俺達はフットボールフロンティアで優勝した＿＿＿＿＿｣
塔子｢動かぬ証拠があるのに、往生際の悪い宇宙人ね！｣
少女は挑発するようにそう言った。
円堂｢何度言ったら分かるんだ！俺達は、宇宙人じゃない！！｣
円堂がそう言うと、他の雷門イレブン達も次々と主張をし始めた。
塔子｢そうやって必死に否定する所がますます怪しい｣
円堂｢宇宙人じゃないったら、宇宙人じゃない！！｣
塔子｢いーや、宇宙人だ！！｣
とうとうお互いに顔を突き出して言い合いを始めた。
が、最初にそれをやめたのは少女の方だった。
塔子｢よし、そこまで言うなら･･･証明してもらおうか！｣
円堂｢おぉ！望む所だ！｣
円堂の返事を聞いた少女はしたり顔をしていた。
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作者名：和丸 | 作成日時：2019年5月2日 1時
