真意とは ページ18
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その言葉を聞き、やはりな…、とリヴァイはそう思った。
おそらくエレンは、自分のせいだと思って、自分を責めているのだろう
そう思っていた。
エレンがその言葉を口にし、それは確信へと変わる。
震える声で、エレンは言葉を続けた。
涙が頬を伝う。
「リヴァイ班の皆が死んだのも、Aさんがこんな状態になってしまったのも、全部俺のせいです。あの時、俺が巨人化していれば結果は違ったかもしれない…」
「…言っただろう。結果はわからんと。選択を委ねたのは俺だ。お前が責任を感じる必要はない」
あの時エレンが巨人化したとして、結果が変わったかどうかはわからない
むしろあの状況化で女型が暴れたとすれば、被害が拡大し、犠牲者が増えた可能性も十分にある
あの時、選択を迫ったのは紛れもなく自分だ
エレンが自分を責めているのだすれば、その責任の一端は自分にある
そしてもちろん、全ての結果に対する責任も……
「兵長に『選べ』と言われたあの時は、女型の捕獲に成功して、皆を信じて…仲間を信じてよかったと、そう思いました」
「…なら……」
「けど、あの後っ…女型がまた俺達の前に現れた時、俺だけ先に進むように言われたんです…ッ。俺はその時も仲間を信じようとした。それが正しいと思ったから。でも、間違いだったんです！」
「………」
「あの時俺も一緒に戦っていれば、皆死ななかったかもしれない！Aさんだってこんなことにはなっていなかったかもしれない！せめてあの時…俺が一緒に戦っていれば……っ」
俺が選択を間違ったから
一緒に戦おうとしなかったから
みんな死んでしまった
何とか助けられたと思っていたAさえ、もしかしたらこのまま意識が戻らないかもしれない
全て自分のせいだ
自分のせいだ
全部全部全部全部
俺が選択を誤ったから
俺の、せいで…―――
「…エレン、それは結果論だ。お前を守ることを最優先としたアイツらの判断は間違っていない。それがアイツらが背負った任務だからだ」
冷静なリヴァイの声。
その言葉が耳に届いた瞬間、エレンは涙に濡れた目をわずかに見開いた。
「…………任務、だから…」
「…………」
「…任務だから、死んでも仕方がないって言うんですか…？」
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berumanami0220(プロフ) - こんなに長く書き切ってくれてありがとうございました！すごく素敵なお話でした (4月6日 19時) (
レス) id: c0ff4540c3 (このIDを非表示/違反報告)
まやや - 泣いちゃった。。ジャンの変装シーンってどういうことですか？この長編を描き切るなんて素晴らしいです！！ (2020年10月24日 16時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - コットンキャンディーさん» コメントありがとうございます！こんなに長い小説を読んでいただき、本当にありがとうございます。嬉しいコメントまで、ありがたいばかりです(泣)だいぶ前に書いた作品ではありますが、こうして読んでくださることに心より感謝です！ありがとうございました(T-T) (2020年5月8日 0時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
コットンキャンディー(プロフ) - こんにちは。今更ながら読ませていただきました！この章では泣いてしまいました本当に。こんな小説を書けるなんてすごいです！この小説を書いて下さりありがとうございました！とても面白かったです！ (2020年5月6日 12時) (レス) id: 5295ad42ac (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ゆらさん» コメントありがとうございます！そんな風に泣いていただけるなんて…本当にありがとうございます！最後の終わり方はいろいろと悩んだので、そう言っていただけると嬉しいです(泣)この作品を読んでいただき本当にありがとうございました！ (2019年9月25日 0時) (レス) id: d224b33113 (このIDを非表示/違反報告)
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