決戦前9 ―敵とは何か ページ12
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リヴァイが去った後の食堂は、やや重い空気に包まれていた。
任務については理解した
エレンの身柄の護衛
エレンの存在、その役割の大きさからして、当然のことだと思う
だが、陣形内におけるリヴァイ班の配置を口外してはいけないというのは、どういう意味なのだろうか…？
しかも外部はもちろん、調査兵団内の人間にさえも…
「……何か、意図があるのかもしれないな」
そう言って口を開いたのはエルドだった。
「…リヴァイ班の配置を口外しない件について？」
Aが疑問を口にすると、エルドが頷く。
ｴﾙ「エレンを守るという大前提がありながら、その配置を兵士達に伝えないのは不自然だ。いくら配置は最も安全な場所といっても…」
ｸﾞ「ああ、俺もそう思う。…表向きはエレンをシガンシナ区へ送り届ける為の試運転と位置付けられているが、それだけではないのかもしれない」
ﾍﾟ「それだけじゃない、ってどういこと？」
ｸﾞ「…何か、他の目的がある…とか」
ｵ「…まぁ、俺には全てわか…―――」
ｴﾙ「――だが、兵長はそれを俺達に説明すべきでないと考えたんだろう。だから、何も補足説明がなかった」
確かに、口外するな、と。
そう命令しただけ…
現段階で説明すべきでないと考えた。
もしくは、説明すると何か不都合があるのだろうか…
「…兵長は、…お前には何も言ってないのか？」
エルドが少し言いにくそうにしながら、Aへと視線を向けた。
その質問に、Aは思わず目を伏せる。
「…うん。特に何も……」
ｴﾙ「…そうか」
ｵ「お前、恋人なのに兵長に信用されてなッ…―――いってぇぇぇ！」←何が起きたかについてはお察しを
ﾍﾟ「そう言う問題じゃないでしょ！きっと私達には言えないことなんだよ」
ｵ「言えないことって何だよ！？」
ﾍﾟ「はぁ！？自分で考えなさいよ！！」
ｴﾙ「おいおい、二人とも大きい声出すなよ。響くだろ。…それはそうと、あの時の団長の質問の意味…わかったか？」
あの時――とは、捕獲していた巨人の被検体が何者かに殺害された時のことだ。
団長がエレンに投げかけた言葉の意味…
君には何が見える…？
敵は何だと思う…？
ｸﾞ「…敵は何なのか…。何なんだろうな…？」
ｵ「巨人じゃないのか？」
ﾍﾟ「普通に考えればそうよね」
「…被検体を殺した……犯人…？」
Aの言葉に、皆が一瞬沈黙した。
テーブルの上の蝋燭の炎が小さく揺らめき、静寂した時が流れる。
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まやや - 本編は女型の巨人でしたよね(名前かっこいい)オルオのボケシーンほんと面白くて和みます！ (2020年10月24日 14時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
まやや - これ決戦は相手と意思通じできる前提なのですか？ (2020年10月24日 14時) (レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - レムさん» レムさん！コメントありがとうございます！レス遅くなってしまいすみません(>_<)最近通知の調子がおかしくて（泣）応援本当に嬉しいです！これからも更新全力で頑張ります！！（≧▽≦） (2017年4月22日 16時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
レム - いつも読ませてもらってます^ ^これからも応援してます！頑張ってください (2017年4月19日 0時) (レス) id: 070402a881 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - みーみーさん» プンプン丸…可愛いな(*´ω｀*)兵長のシーン、ちょっと長かったね(*´∀｀)この辺りの流れ、すごく好きなんだ！続きも頑張る〜！！ 次はもうリヴァイ班のシーンに移る予定だよ((((；ﾟДﾟ))) (2016年12月4日 23時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
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