それぞれの思い3 ―命の使い方 ページ40
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力を全く制御できていない自分が悪いのだ
わかっている
自分に責任がある
でも、責任を持とうにもわからないことだらけだ……
本当に可能であるなら、誰か自分に教えて欲しいくらいだ
「…俺は……この力を使いこなせるんでしょうか？」
「…あぁ？…聞いてんじゃねぇよ。使いこなすしかねぇだろ」
「でもっ…俺には正直どうしていいのかわかりません…。もしまた暴走して、自分が巨人ではなく人間を…大事にしてる人たちを傷つけるんじゃないかと思うと……」
「…その時は俺がお前を殺すと言っている」
「…そ、それは、そうですが…。…俺は、やっぱり自分が怖いです…」
「…………」
しばらくの沈黙。
「…Aは……お前のことを大事に思っている」
「…えっ…？」
沈黙の後、ゆっくりとリヴァイが切り出した言葉に、エレンは少なからず驚いた。
「…詳しい経緯は知らねぇが、訓練兵団に所属していたときに世話になったんだろ？…俺の側にいても、エレンエレンとうるさくて仕方ねぇ」
そう言って、リヴァイからエレンに向けられる視線は、明らかに不機嫌だ。
(え？なに！？…これって殴られるパターン？？いや、むしろ殺される！？)←
「アイツはてめぇの心配ばかりしてる。…お前も感じてるだろ？」
「えっ！？…そ、その、…心配してくれてるとは思っていますが……っ」
「今のアイツは、お前を守ることしか頭にねぇ。だから今日馬鹿な行動とったんだがな…」
そう言って溜め息交じりに息を吐いたあと、リヴァイは少しだけ柔らかい視線をエレンに向けた。
「Aはお前のことを真剣に考え、お前の力になりたいと思っている。…そういうことだ。てめぇのない頭でもわかるだろ？」
「っ…は、はい！！」
「…そう言えば、昨日本部近くで同期の奴らと会ってたな…。アイツらも少なからず、お前の力になりたいと思っているんじゃねぇか。…違うか？」
「……………」
エレンは少し俯き、小さく唇を噛んだ。
昨日会った時、ジャンが言っていた言葉が、脳裏に蘇る。
『知っておくべきだ。俺達はなんのためにこの命を使うのかを…』
今、調査兵団は俺のこの力を頼りにしている
調査兵団へ入団したアイツらも、この俺の能力を活かす為の作戦に参加する
団長や兵長、Aさんを含めリヴァイ班の皆、――そして、兵団の全兵士が……
壁を塞いで、ウォール・マリア、そしてシガンシナ区を奪還する為に……
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まやや - Wwwハンジwwwwwアニメでは団欒の後に出てくるからそれがここでも生かされてる(?)面白い。ちょっとえちちな展開もいい。嫉妬しちゃう、第三者目線でしか見れないから。。つら (2020年10月24日 0時) (
レス) id: e7ac9c5abf (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ミーナさん» コメント感謝です！！嬉しいお言葉を、たくさんありがとうございます！！本当に嬉しすぎます(>_<)夢主を含め、リヴァイ班みんなの内面の葛藤などを少しでも書ければと思っております！続き頑張ります！！応援ありがとうございます！！ (2015年12月14日 22時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
ミーナ - 素晴らしいですね！！！大好きです！すごく大好きです！！頑張ってください！！！なんか、人間らしさ…？何かが出ていて感動します！ (2015年12月14日 19時) (レス) id: 9ea20a320e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - あいねこさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！！感動しましたなんて…嬉しすぎです(ToT)応援本当にありがとうございます！！(*´∀｀)更新頑張ります！！ (2015年12月14日 8時) (レス) id: e76103ed1a (このIDを非表示/違反報告)
あいねこ - すごく感動しました！これからも頑張ってください。応援します！ (2015年12月14日 1時) (レス) id: cc9f9b8f42 (このIDを非表示/違反報告)
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