第8話🌸気に入っちゃったよ ページ9
『それでさ、神威くんって人気だよね』
俺って人気だったっけ?
神威くん「俺が?」
『うん。Z組でいつも女の子たちが話してるから。それと神楽ちゃんのお兄ちゃん...だよね?』
神楽?Aは神楽の友達なのか?
神威くん「そうだヨ」
『いつも神楽ちゃんが話してるから』
神威くん「そうなんだ」
あいつ、人に何話してんだヨ。...そういえばA、ぶつかったとき、
急いでどこかに行こうとしてたよネ。
神威くん「そういえば、A、急いでどこに行こうとしてたの?」
Aは、今思い出したという顔をしている。忘れてたんだ。
『図書室に行こうとしてたの』
としょしつ?...あぁ、本がたくさん置いてあるところか。
でもなんでそこに?本が好きなのかな?
神威くん「本、好きなの?」
『うん。いつも図書室で本読んでるの』
神威くん「そうなんだ。俺も一緒に行っていい?」
『え、あ...うん、いいよ』
突然そんなことを言ったせいか、驚いた顔をしていた。
けど、OKしてくれた。俺、Aのこと、気に入っちゃったよ。
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作者名:夜のうさぎ | 作成日時:2022年3月5日 0時