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偽りの眼(め) ページ3
今、僕の眼に映っているのは虚像?実像?
今のキミは本物?偽物?
もうどちらでもいい。
僕にはキミしか見えてないから。
いや、むしろキミしか見えなくていい。
キミがいいんだ。
キミじゃなきゃ駄目なんだ。
その風になびく髪。
ビー玉のような綺麗な瞳。
赤く染まったズルい唇。
繊細な指。
その全てが嘘だったらと考えると、僕は不安の渦に飲み込まれる。
でも…もう分かったんだ。
僕の眼に映っているのは虚像、嘘のキミだって。
なんでかって?
だってキミの隣に僕じゃない人がいるのが、僕の眼に映ってしまったから。
これは間違いなく、実像だよ…
end
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作者名:兎野郎∀