無限の愛をあなたに (ページ7)

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余命宣告を受け、一度自宅に戻ることになった。

1週間後に入院することになった。
もういつ外出できるかわからないから、この1週間を大切に使いたい。

仕事はやめなきゃ、、ある程度貯金はあるし多分大丈夫。何ヶ月も休んで仕事に穴開けれないしね。

瑠姫にはなんて言う？

今は韓国に行ってるから連絡は取れないし、帰国するのはちょうど私が入院する日

瑠姫にはオーディションに集中してほしい。

でも、帰国するってことは家に戻ってくるってことだし、私が何日も帰らないなんて不自然すぎる。

でも、いま病気のこと言ったら、余計な心配かけちゃうかもだし

私は病気のことを隠すことにした。

おばさんにもおじさんにも、瑠姫のお兄たちにも何て言えばいいのかすごく迷った

「転勤することになったんだ。」

苦しい嘘だったけど、これしかなかった

瑠姫母「え？すごい急じゃない！どこに転勤なの？うちからは通えないの？」

「北海道の支店なの。私も急に言われたからびっくりで、、、ほんとにごめんね急に出てくことになっちゃって。」

瑠姫父「どうしても瑠姫が帰ってくる日に出ていくのか？あいつもAに会いたいだろ。出発をすこし遅らせることできないのか？」

私だって会いたいよ

でも、こうするしかない

瑠姫の家族が私の家族だった

だから、ここを出ていくってことは、本当にひとりぼっちになるってこと。

入院までの1週間はあっという間だった

荷造りをしてる時は、身辺整理してるみたいで悲しくなった

死ぬ準備をしてるみたいで辛かった

“瑠姫、いままでありがとね”

そう連絡して、私は病院に向かった