今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:1,196 hit
小|中|大
エピソード1 ページ2
午前0時。
「今日も良かったよ」「素晴らしい歌声だった」「アンコールはないのかい?」
すれ違う客達に笑顔を向け化粧部屋へ戻る。
チェリー「はぁ…」
ため息を吐きながらも長い髪を束ね直し唇に真っ赤な唇にを塗り今日もあの人のいる場所へと向かう。
彼はいつものようにグラスを綺麗に拭いていたが、
こちらに気づいたようで笑顔を向ける。
ルイ「お疲れ様です」
チェリー「ありがとう。いつものを頂戴」
「どうぞ。」といつものチェリーがついたカクテルが出される。
チェリー「ねえ。今日の私はどうだった?」
ルイ「なぜいつも同じ事を私に聞くんです?」
チェリー「貴方がいつも私のことを見ていないからよ。貴方の為に歌っているのに」
ルイ「いつも聴いていますよ。」
冗談だと思われたのか笑いが混じった声で彼は言う。それでも少し嬉しいと思ってしまう。
チェリー「本気よ?」と彼の目を見る。
ルイ「少し飲み過ぎたんじゃないですか。はやく部屋に戻って休んだ方がいいですよ」
やっぱり今日もお預けなのね。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りく | 作成日時:2017年7月22日 14時