第五話 ページ7
<中也side>
目と鼻の先で閉まったエレベーターの扉を見て糞ッと悪態をつきながら、再び釦を押す
押し付けられた服は明らかに首領好み
「ッたく、確かに此れじゃァな・・・・」
チン
聞き慣れた音を鳴らして扉の開いたエレベーターにさっさと乗り込んだ俺は、釦を押して壁に寄り掛かった
兎に角、Aは俺の部屋に居る筈だ
早く風呂にぶち混んで着替えさせねェと
愛用の帽子を丁寧に被り直し乍、我ながら黒組織であるマフィアに似合わない台詞だ、と呟く
泣く子も黙るンじゃなかったのか
『扉が閉まります』
「、ッと」
開いたエレベーターの扉に気付かず、俺は慌ててスライディングの要領で閉まりかけた扉から飛び出した
_____
ガチャ
「オイ糞A!手前如何いう心算_____」
「あ、中也さんお帰りなさい」
「否、マジで如何いう心算だよ」
部屋に入ると既にドレスを脱いで下着姿のAが目に飛び込んできた
「あのなァ、幾ら手前でももう善い歳だろ。一寸は考えろ」
Aは首をかしげた
「えぇー、私未だ11歳」
風邪を引かれても困るので、腕をつかんで風呂場に連行する
「ねぇ中也さん」
「あ“?何だ」
「寒い」
「当たり前だ、さっさと入るぞ」
もう結構善い時間だ、コイツを洗うのを兼ねて俺も入ろう
俺は腰にタオルを巻き、Aを風呂場に押し込んで自分も入った
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茉莉(まつり) - 更新楽しみにしてます! (2018年5月16日 22時) (レス) id: 5299f2ee2b (このIDを非表示/違反報告)
まるふぉい - 続き楽しみです!!! (2018年3月31日 0時) (レス) id: f77d7d5be4 (このIDを非表示/違反報告)
ルイネ(プロフ) - 中也さん育て方上手いwもう一人幼女がww面白い小説、ありがとうございまっす!!!! (2018年3月23日 23時) (レス) id: 678aa7ef5c (このIDを非表示/違反報告)
turu(プロフ) - まさか森さんの下で働ける日がくるとは…!嬉しい(*‘ω‘ *) 更新がんばってくださ〜い! (2018年3月22日 14時) (レス) id: c11f7329cd (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい。違反行為です (2018年3月22日 14時) (レス) id: 2021294dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:祭莉 x他1人 | 作成日時:2018年3月22日 12時