３ お気に入りじゃないっすね！ ページ4
さて、私の義兄トントンだが。
神曰く、このトントンと言うキャラクターは攻略対象で、
少年時代に大切な身内を無くし、この絶望感から魔法の能力が覚醒。
自分が、上位種族である天使族、
更に、神に一番近いと言われる、
第1階級 熾天使(してんし、英訳セラフィム)である事を自覚することになる。らしい。
で、その身内を失った痛みをヒロインに癒してもらってハッピーエンド！
うーん、流石乙女ゲームだな！←
まぁ、私は、その死ぬ身内役って事よ。(腕組み)←は？
本来のシナリオは、“ノーマル“
(獣人の特徴が出ていない人間に近い突然変異種。迫害対象。)
と思われ、捨てられたトントンが
森にひとりで住んでいた豚族のおばあさんに拾われ、
おばあさんがトントンを庇い死んでしまうって話だったんだけどね(´・ω・｀)
それから、トントンはそのお婆さんに貰った豚のお面と
おばあさんが付けていた形見の
赤いマフラーを付けて生きていくって事だったんすけど、
そこは頑張りました！( f ‘∀‘ )fﾔｯﾀｾﾞ!←は？
お面は私が作ってプレゼントして、そしてマフラーは…
『トン…にぃ…』
トン「喋ったらダメや！！絶対助けるからｯ！！」
えらく優しい子に育ったもんだ！
育てたかいがあったなぁー！(*´艸`)←
いや、この体はトントンより年下なんですけど、ほら、精神的に年上だったんで！私！←
いい子に育ったとしみじみ感じながら、
震える手で自分が着けていた
真っ赤なマフラーを外し、トントンの首に掛けた。
本当は巻く所までしてあげたかったが、体が動かなかった。
うーん、ここまでかな。
『…ふふ、と、ん、…にぃ、似合うねぇ…』
トン「…A…？？なんで？これは、Aのお気に入りで…。」
いや、別に気に入ってはなかったっす！！(大声)←は？
これからトントンくんが肌身離さず大切にするマフラーですやん？！
綺麗にして持ってたんすよ！
『こ、れ…あげる…わた、し…の代わりに…大事にしてね…』
トン「嫌や…なんで…」
その時トントンの後ろに倒れていたキメラが動き出した。
うーん、やっぱり私の平均的な魔法では
キメラを気絶させるのが精一杯だったみたいだなぁー
まぁ、覚醒するでしょ？
トントン(攻略対象)くん？
歪む視界に写るトントンを見ながら私は
微笑んだ。
４ 緊張感すか？ないっすね！→←２ 神はやはり神なんだな（真顔）
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兎森 めるサブ - これからもゆったりと書いていきますのでゆったりとお付き合いください！ (11月28日 14時) (
レス) id: 082a92caae (このIDを非表示/違反報告)
兎森 めるサブ - 皆さん！この小説を読んでくださりありがとうございます！なぜかログインができなくなっておりまして…。サブ垢でのコメントになりますがお許しください。皆さんのコメントは全て読ませて頂いております！いつも暖かいコメントありがとうございます！ (11月28日 14時) (レス) @page36 id: 082a92caae (このIDを非表示/違反報告)
雪狐🐾❄ - 更新ありがとうございます！！！😍💕 (11月28日 12時) (レス) id: 1adb5b9f1e (このIDを非表示/違反報告)
咲匡(プロフ) - 愛してるッッッ！！！ (11月28日 4時) (レス) id: 10512391e9 (このIDを非表示/違反報告)
宵の月(プロフ) - めっちゃ面白いです！頑張ってください！ (11月13日 16時) (レス) @page34 id: d36d425616 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎森 める | 作成日時：2023年5月22日 15時
