４ 不滅の魔女は知っている？ ページ5
『すごいッ！魔法が使えないわ！どういう仕組みなのかしら？』
目を輝かせながらAは、リドルに詰め寄って行く
これには、リドルもたじたじになりながら後ずさりをする。
リドル「こ、これは、ボクのユニーク魔法で…」
『その年でこのユニーク魔法の完成度なの？凄いわ！すごく努力したのね！』ニコ
リドル「ッ・・・」
一瞬揺れたリドルの気配にAは、
妖しく瞳を細めた。
学園長「ふぅ…。先輩はこれでおとなしくなりましたね…。」
(A先輩は、魔法ヲタクですからねぇ…リドル君には申し訳ありませんが
しばらく先輩の相手を頑張ってもらいましょう。)
獅子の耳を持つ男「おい、この狸いつまで持たせるつもりだ。」
狸？「ふぬぬっ！！」
学園長「あぁ、すみませんねぇ、レオナくん。何せ緊急事態だったものでして…。」
クロウリーが、息をついたのもつかの間、
獅子の耳を持った男、レオナ・キングスカラーが、押し付けられていた
狸？を押し返してきた。
美しい男「全く。式の途中に抜け出してどういうつもりなのかしら？？」
タブレットの声「サボってたんじゃないの…」
学園長「違いますよッ！！！」
そんな声にクロウリーは精一杯否定し話し始める。
学園長「新入生が２人足りないので探しに行っていたんです！内一人は予想していましたがね…
さあ寮分けがまだなのは君だけですよ。狸くんは私がしっかり見ておきますから
早く闇の鏡の前へ。」
そう言われて前におずおずと出てきたのは細身の黒髪の少年だった。
闇の鏡【汝の名を告げよ。】
？？「ぼ、僕は…佐藤ユウ…いや、ユウ・サトウ…」
少年が鏡にそう告げる。
闇の鏡【汝の魂の形は……】
鏡の声に誰もが耳を傾ける。
ただ、Aだけが、結果を知っているかのように
ただ退屈そうな顔をしていた
闇の鏡【·····················わからぬ。】
学園長「なんですって？」
闇の鏡【この者からは魔力の波長が一切感じられない…色も形も一切無である。よって…
どの寮にもふさわしくない!!】
その瞬間、ザワザワっと周りが騒がしくなる
『あぁ、やっぱりねぇ…』
Aは、ふぅ、と面倒そうに息を吐いた
学園長「魔法が使えない人間を黒き馬車が迎えに行くなんてありえないッ！
生徒選定の手違いなどこの100年ただ1度もなかったはずッ！！」
クロウリーは、頭を抱え込むように悩みだした。
５ 不滅の魔女は後輩を追い詰めてみる→←３ 不滅の魔女は物理で行く
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桜苺 - 初コメ失礼します。めちゃくちゃ面白い小説ですね！！続き、楽しみに待ってます！ (2022年12月17日 18時) (
レス) @page5 id: e8ba65b3ad (このIDを非表示/違反報告)
甘 - 続きが…気になる… (2022年12月10日 23時) (レス) @page9 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
甘 - 続きが…気になる… (2022年12月10日 23時) (レス) @page9 id: 5add37374b (このIDを非表示/違反報告)
兎森める(プロフ) - ユノンさん» コメントありがとうございます！これから出していく予定ですのでお楽しみにっ！(n*´ω`*n) (2022年9月25日 18時) (レス) @page6 id: ddb85a2273 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 学園長と夢主人公の絡みが見てみたいです (2022年9月25日 15時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兎森 める | 作成日時：2022年9月21日 22時
