ヨコハマのヤクザは純粋無垢な少女の護衛 2

#60 ページ24

銃兎side


左馬刻「ふぁ〜」
　
　
貴「さまとき！」
　
　
左馬刻「ん？どうした？」
　
　
左馬刻はAと同じ高さになるように屈む。
　

貴「………」
　
　
Aは、俺と理鶯の時とは違って恥ずかしがっていた。
　
　
頑張れ、A。あとは左馬刻にキスするだけだ。
　
　
左馬刻「？」
　
　
貴「めっ！」
　

左馬刻「いでっ！？」
　
　
Aは両手で左馬刻の顔を覆った。
　

左馬刻「どうしたんだ、A」
　
　
貴「さまとき、めっ、なの」
　

左馬刻「………めっ、なのか？」
　
　
左馬刻、口調が移ってるぞ。
　
　
左馬刻「………よく分かんねぇが、おはようA」
　

貴「おはよ、さまとき…………」
　

チュ
　

左馬刻「！！」
　
　
Aは恥ずかしながらも、勢いよく左馬刻の頬にキスをした。
　
　
左馬刻「…………へぇ。じゃあ、俺もだな」
　
　
チュッ
　
　
左馬刻はAの頬にキスをする。
　
　
こいつは…………ったく。
　
　
左馬刻「おはよう、の挨拶だ。それより、誰に教えられた？」
　
　
左馬刻は、Aを撫でながら言う。


貴「らむだ」
　
　
左馬刻「そうか。ありがとうな」
　
　
左馬刻は俺のところへ来て、ボソッと話す。
　

左馬刻「乱数に中元やるぞ。いつもより、高めでな」
　

銃兎「分かった」
　
　
これは、飴村乱数にしっかりと礼をしなければな。
　
　

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