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─学side─(前編) ページ22

Aと初めて会い 受けた印象は、"真面目"だった。

だが...彼女はそれだけではなかった。


様々な人と仲良くなろうと 話しかけに行く積極性。

任されたことは 最後までやりきろうとする遂行性。


あらゆる面があり、俺は気づけば彼女を目で追っていた。


「あ 堀北先輩!おはようございますっ」

堀北 学「...おはよう。」


朝...俺を見かけたからなのか わざわざ遠い距離から挨拶しに来たことに、少し不意を突かれながら俺は挨拶を返した。

「今日もいい天気ですね」

堀北 学「...そうだな」

堀北 学「(身近な人に話しかけるだけでなく、関わりのない俺に話題を振るとは...中々のものだ)」

堀北 学「名前は?」

「あ、私のですか?私は、A Aと言います」

堀北 学「Aか。...学校生活はどうだ?」

「楽しいですよ!色んな人と話すことができますしっ」

堀北 学「(活き活きした目......将来は有望だな)」

「あの...!これからよろしくお願いしますねっ!」

堀北 学「...ああ。」


それから、彼女は俺を見かけるたびに声をかけてきていた。

堀北 学「(どうすればAともっと関われるか...)」

堀北 学「(...生徒会に誘えば、関われるだけでなく 日中側にいることも可能だな)」



思いついた考えを、早速実行したが...

「生徒会の件なんですけど......お断りさせてもらってもいいですか...?」

彼女は俺の望み通りには動いてくれなかった。

堀北 学「(明後日も待って...返ってきたのは否の意思表示か)」

堀北 学「(...ここまできたからには、Aには必ず生徒会に入ってもらう。)」

かつてないほどの自分の欲に、俺は困惑していた。

堀北 学「(一人の人間に こんなに気持ちが左右されたのは初めてだ......)」

堀北 学「(これが世間体でいう、"必要"な存在というものか)」

Aを俺の世界からいなくならないように...捉えるようにするための作戦を実行した。


堀北 学「...俺はまた 何か間違えたのか...」

堀北 学「(...今度は間違えない)」

堀北 学「(お前と一緒にいるためなら、手段は選ばない)」

堀北 学「(それがAにとって...どんなに窮屈なものであろうと......)」

─学side─(後編)→←生徒会室へ(後編)



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設定タグ:ようこそ実力至上主義の教室へ , ヤンデレ , オリジナル   
作品ジャンル:アニメ, オリジナル作品
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作者名:CRONE | 作成日時:2024年3月11日 23時

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