お兄ちゃん4 ページ21
慎 side.
バカにしたように笑う健太さんを合図に殴りかかる俺の拳を軽々と交わして俺の腹部に回し蹴りを入れてくる健太さん。その細い体のどこにそんなパワーがあるのか、俺のお腹には激痛が走った。一瞬体勢が崩れてふらついた俺を見てニヤッと笑った健太さんは容赦なく殴りかかってくる。
慎「うぁ、っ……!」
健「ほらやられてばっかだよ、やり返さないと」
慎「うるさ…っ、わかってます、よ!」
そう言ってみても実際は交わすのがやっとでやり返す余裕なんてどこにもない。必死に交わしているとまた健太さんから蹴りが飛んできて、避けきれなかった俺はそのまま地面に倒れ込んだ。
「っまこ!!」
壱「勝負あったな」
北「やっぱり健太さん強いなあ」
翔「放浪先でも喧嘩してんのかな」
樹「俺もやりたい」
「もう、みんなそんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?まこ!!!」
倒れ込んだ俺にAが駆け寄ってくる気配がして、ふと目線を上に向けると俺に手を差し出す健太さん。その手を掴んで起き上がり座り直した俺の隣に座り込んだ健太さんはボロボロの俺に比べて平然としていて、傷一つなかった。
「まこ、大丈夫!?」
慎「ん、平気…健太さんやっぱ強いわ」
健「そりゃね!そう簡単に負けないよ?」
「もうお兄ちゃん!やりすぎ!」
健「え〜!?おれが悪いの!?」
Aに怒られて悲しそうにしゅんとする健太さんは、こうしてみてると普通の人なんだけどなあ。でもやっぱり実際はめちゃくちゃ強くて、"最強"って言われてる不良なんだよなって実感する。俺も健太さんくらい強くなってAのこと一生守り抜けるくらいになりたいって、改めて思った。
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あや - 読ましてもらってますこれからもがんばってください!!!!!!!!!!! (2019年9月29日 13時) (レス) id: 674af23c92 (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 佐野慎さん» ありがとうございます!わたしもまことくん推しでついまことくん贔屓になるのでぜひまこ推しの方に読んでいただきたかったので嬉しいです、、! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - 狼さん» ありがとうございます、、!これからも守られますよ〜〜!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
ぺこ(プロフ) - さくらさん» お返事遅くなりました、、ありがとうございます!これからも更新頑張ります!! (2019年9月16日 22時) (レス) id: 73513cd31a (このIDを非表示/違反報告)
佐野慎(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます!!まこっちゃあああん(推し)!!無事であってほしいです…!急なコメント失礼しました笑。 (2019年9月15日 20時) (レス) id: eb52afa9d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺこ | 作成日時:2019年8月31日 13時